レールの種類 | railloverのブログ

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線路屋としてご飯食べてるオッサンの知識の整理回顧録。

簡単になりレールにはいろんな種類があります。

 

情報があふれる時代になり、『新幹線には60キロレールが使われてるんでしょ?』などと具体的に聞かれることも増えてきました。

それは正解でもあり不正解でもあるのですが一旦細かい話はおいておいて基本的な部分をお話しします。

 

 

この写真をご覧ください。


 

 

これは自分が出かけた時に撮影したものですがこの写真にはレールの種類等が刻印として記載されています。

 

 

ここの場合

 

【40N LD 会社名 1967 IIIIIIII】

 

と書いてあり、簡単に言うと『1967年8月に製造された40Nレール』です。

(LDは転炉名、真ん中のマークは会社名)

 

 

1967年となると自分より年上のレールで、この年代のレールの刻印となると錆に埋もれて見えにくくなるものですがくっきり見えたので思わず撮影しました。場所は四国の土讃線の駅でした。(レールと留める締結装置からJR四国管内とわかる人もいるかもしれません)

 

 

今JIS規格で登録されているレールは『30kg、37kg、40N、50N、60kg』で、そのほかに大きな継ぎ目ボルトを使用した50PS、新幹線開業時に使用されていた50Tレール等があります。ちなみに自分はこの中にで50Tレールが敷設されていたのは見たことがありません。(門司港の鉄道記念館で見た記憶があります)




いくつかご紹介します。


これはある構内の副本線に敷設されている50Nと50PSの異形継目板です。PSを撮ろうとしてたまたま異形継目だったのですが(笑)



継目板にも刻印されてますが写真の左手が50N、右側が50K(PS)です。



 自分の経験では50PSはレールの『垂れ』がひどく、この上を機材を運搬するネコ車や測定器具など、両フランジになってる物がPSレール区間に入るとその垂れに挟まってしまいにっちもさっちもいかな状態によくなっていました。

なので個人的にはPSは大嫌いです(笑)



次の写真はある山奥のローカル線区の構内にあったレールです。




これは37Kレールです。

特徴はL型の継目板とボルト形状と入ってる方向ですね。

L型の継目板を用いてるレールは30と37と50PSですが、これは継目ボルトの方向が同じなので30Kレールです。

30と37レールは既製品では10mの長さしかないのも特徴です。



30Kレールが現役で敷設されてるのはかなり稀で自分の体感的には中国山地の山越えで見かけることがあります。写真は因美線で他に見かけたのは木次線でした。


レール重量は大きい方がいいのですがそれに関してはまた後日でもお話したいと思います。



レールを見分ける主題としては


30:レールが小さく継目板がL型、ボルトが一定方向

37:30に似ているがボルトが互い違い

40N:レールが小ぶりだが継目板がI形

50N:60に似てるが継目のボルトが4本

50PS:継目板がL形、ボルトも太い

60K:かなり大きなレール、ボルトも6本



このようにそれぞれいろんな特徴があります。

継目板から読み解くとが多いのですがロングレールになると継目板が無くなり分かりにくくなります。しかし自分が知る限りロングレールは50Nか60Kレールでしか敷設されてないので2択になると思います。(そこからは経験による体感で判別してます)

 


話 いろんなところからレールの種別は判明するので良かったら何のレールなのか簡単に分かると思いますので良かったら普段乗られてる線路に何のレールが使われているのか駅で待つ間にでも見てやって下さい。