土讃線は香川県の多度津から高知県の窪川までを結ぶ路線です。全長198.7km。あと少しでちょうど200kmです。惜しい。讃岐山脈や四国山地を越えるために勾配がきつい区間が多く、そのためにスイッチバックの駅が2駅存在しています。
 ところでスイッチバックの駅って昔は結構あったような気がしますが、今では大分少なくなっていますね。JRの駅では三段式スイッチバックの出雲坂根、立野、大畑、真幸と姨捨、二本木、そして今回の土讃線の坪尻、新改くらいでしょうか。他にも遠軽とか十和田南とかありますが、勾配が理由でない駅は興味も半減です。
 
 土讃線スイッチバック駅訪問は、鈍行で高知を往復し、停車時間を利用して駅巡りをしました。
 まずは多度津11時39分発の4229Dで阿波池田を目指しました。
 
撮影日:2023.4
 
●坪尻駅です。トンネルを抜けると右手に坪尻駅を見て、列車はしばらく引上線に向けて進みます。ホームの線路の方が低い位置にありますね。(写真は車両後方から撮ったものです)
 
 
●本線から分岐し、引上線に入りました。
 
●この位置で列車が停車しました。ここから坪尻に向けて反対に進みます。小さい滝がアクセントになっていていいですね。
 
 坪尻駅で3分停車するので、駅周辺を散策できます。少し列車から降りましたが、改めて来るのですぐに列車に戻りました。
 
●阿波池田で4237D高知行に乗り換えです。

 

●大杉で南風の交換待ちで9分の停車です。土讃線は特急が1時間に1本走っており、所々で数分の停車があり、駅周辺をうろうろできます。往年の鉄道旅をしているようで、鈍行旅の楽しさを再確認。さらに、山あい駅で降りられるのもうれしい。

 

 

 

 

●駅舎です。わたしの旅スタンプもあります。この時はスタンプが置いてある資料室みたいな所は閉まっていて入れませんでした。

 

●大杉を出発し4237Dは隣駅の土佐北川に到着しました。言わずと知れた川の上、橋梁の中にある駅です。スイッチバックの2駅と同じくらい希少な駅です。

 

 

●ホームの下に川の流れがしっかりと確認できます。この川は吉野川ではなく、吉野川にそそぐ穴内川という川らしい。

 

●交換可能駅ですが、今回は交換なしですぐに列車は出発しました。

 

 

 この後は繫藤でも9分停車し、4237Dは新改へと向かいました。 その2に続く。