今年2025年の10月下旬に、北海道道央の港へ釣りに行きました。
ねらいは抱卵もののケムシカジカ。
ケムシカジカは昨年2024年に初めて、1尾釣ったのですが卵は入っておらず、ケムシカジカは卵もうまい、ということで今回も前回(番外編 釣行記 道央の港で小サバとホヤ。の巻)と同じ釣り場で卵の入ったケムシカジカをねらいます。
釣り方はエサを付けた垂らし釣り。 前回はルアーで釣れなかったから、今回は餌釣りで。
大型船も係留できる、水深のある岸壁で釣ります。 今回は移動せずに、この岸壁だけで勝負。
開始から2時間ほどで、ねらいのケムシカジカが釣れました。 40センチ。
見た目ではオスかメスかわからないけど、卵は入っていない感じ。
今回の仕掛け
仕掛けは片テンビンを使った自作の垂らし釣り仕掛け。 オモリが底に付いたときに針が10センチほど上に来るようハリスの長さを調整。 エサはオオナゴ。
こちらを4.5メートルの投げ竿に付けて、足元に落とし込んでコツコツと底を叩いて探って行きます。
続いてケムシカジカ、30センチ。
やはりルアーよりも、エサは釣れます。
前回メタルジグで小サバを釣っているから、エサ用にルアータックルで小サバをねらうと釣れました。 活エサにします。
小サバをハリに付ける
ふたつ前の仕掛けの画像のときはハリスとオモリの糸が長くて絡むトラブルが多かったから、両糸を短くしてトラブル解消済み。 行ってらっしゃい。
魚が泳いでくれるから手持ちで底を叩かずに、底を少し切って置き竿に。
小サバ餌でケムシカジカ33センチが釣れました。
10分ほどアタリがなく、竿を持ち上げて聞きアワセしてみると掛かってた。
小サバは3尾釣れたから、続けて小サバを付けて、
ケムシカジカ36センチ。
こちらは投入直後、底を切っているときに掛かりました。
小サバ、釣れますね。 やはりその時その場所で泳いでいる魚は最強ですね。
ケムシカジカが4尾釣れて暗くなってきてワームがやりたくなったから、小サバ仕掛けに鈴を付けて置き竿にして、ルアータックルに夜光ワームを付けてさらにケムシカジカをねらいます。
この時点で車中泊か帰るか、迷いながら釣りしてます。
小サバ置き竿の鈴が激しく鳴って、竿尻が持ち上がる大きなアタリ。
シマゾイ35センチが釣れました。 デカっ!
この後は釣れず、18:30に釣り終了。
今回の釣果はケムシカジカが4尾(40、36、33、30センチ)と、シマゾイ1尾35センチと、小さなマサバが3尾、でした。
ケムシカジカ4尾とシマゾイをキープ。
マサバは3尾とも活エサにして、それぞれ1尾ずつ魚を掛けてくれたマサビングぶりっ!
釣れたケムシカジカ4尾
4尾釣れたけど、コレ絶対卵入ってるでしょ、といった見た目の魚はいない感じ。
以前スーパーで売っているケムシカジカの卵を見たことがありますが、かなり大きな塊で、とてもそのようなものが入ってるようには見えません。
唯一36センチだけが、なんとなく入ってるかも、くらいな感じ。
車中泊したとして、翌日釣りができるのは朝の2時間ほど。 今日10時半から18時半まで8時間釣って4尾釣れて抱卵ものが0だとしたら、明日2時間やったところで確率から見ると抱卵ものゲットは難しい、という判断で36センチに望みを託して今日は帰ることにします。
海釣りの後片づけとかキープした魚の処理とかで次の日は朝から動けた方が有利ですからね。
食堂で唐揚げとライスがセットになったラーメンを食べて、帰路につきます。
さてさて、釣った魚を食べてみましたよ。
今回の食材 毛虫鰍
まず見たいのが卵の有無。 小さいものから順に腹を開いてゆきます。
まずは30センチ。 こちらは精巣の入ったオスでした。
手前の内臓左から胃袋、肝、精巣。
33センチ。 こちらもオス。 エサの小サバと再会。
36センチ。 メスで卵持ちっ!!! でした。
さばく前にお腹を押したときに生殖口から管がにょき出て来てメスと確信したけど、卵が入っててよかった。
でも卵が少ない。 産卵途中だったのか、それとも もともとこの量なのでしょうか。
とりあえず今回のミッション、クリアです。
40センチ。 メスでしたが、卵巣の中には卵は入っていませんでした。 多分産卵後。
それでは安心したところで、調理してゆきましょう。
頭を落として、ケムシカジカの皮は手で引っ張るとはがせます。 こちらは36センチ。
36センチは皮をはがして三枚におろして一口大に切って、唐揚げに。
頭とカマも二つ割りにして揚げます。 右上の皮も揚げちゃいます。
33センチは皮付きのまま唐揚げ。
毛虫鰍の唐揚げ
こちらは36センチ。 ふわりとおいしい。
頭とカマは二度揚げにしてバリバリといただきました。
右上のメガホンちっくな くるりんは一枚まるのまま揚げた皮。 にちゃにちゃとした いやらしい食感でこちらはイマイチ。
毛虫鰍の唐揚げ
33センチの左半身。 敷紙にのせて。 皮付きもおいしい。
毛虫鰍の唐揚げ
33センチの右半身はサンチュにのせて。
なんかイマイチな写真。 唐揚げを画像検索すると ごちゃっと重ねて盛って盛り付けてあるものが多くおいしそうに見える。 このスカスカの盛り付けがイマイチに見えるんだなきっと。
30センチはみそ汁にします。
おろして切った身と胃袋と皮とあらは一度湯通ししてから鍋に入れます。
肝と精巣も入れて、野菜は大根と長ねぎ。
水を入れて火にかけ、煮立ってきたらアクを取って味噌を入れます。
毛虫鰍のみそ汁
ケムシカジカの出汁がおいしい。
いざ写真を撮ろうとしたら表面に光の反射が写ってしまい、反射しない位置を探してたら冷めて湯気がなくなっちゃった。 汁ものはムズいねぇ。
40センチは供酢をつくります。
茨城県で食べられている「あんこうの供酢」を参考に、ケムシカジカでつくってみます。
材料は40センチの身と皮と胃袋と肝と、36と33センチの肝、それと味噌。
身と皮と胃袋を食べやすい大きさに切って、塩を少し加えたお湯で茹でます。
肝も茹でます。
味噌はオーブントースターで焼いて、茹でた36と33センチの肝と砂糖と酢とをまぜ合わせて供酢味噌をつくります。
毛虫鰍の供酢
茹でてから冷ました身と胃袋と肝と皮を、供酢味噌につけていただきます。
供酢味噌が甘くて濃厚で、めっちゃおいしい。
胃袋もぶりぶりで、肝もコクがあっておいしい。 身も供酢味噌とすごく合っておいしい。
皮だけはザラザラでミチミチでイマイチ。
やさしい甘さの供酢が、疲れた心にやわらかな火を灯す。
毛虫鰍の刺身
40センチの身を少しお刺身で。
わさび醤油でいただくと、ほんのりと甘く、美味。
毛虫鰍の胃袋を供酢味噌と
36センチと33センチの胃袋は、茹でて己の肝でこしらえた供酢味噌と。
それでは今回の目的の、卵をいただきます。
36センチから採れた唯一の卵は、醤油漬けにします。
材料はケムシカジカの卵、漬け液用の白だし、しょうゆ、みりん、酒。
漬け液の材料は鍋に入れて火にかけて、一度煮切ります。
卵は塩を少し入れた ぬるま湯の中で手でほぐし、水を替えながら不純物を取り除きます。
ざるにあけて水をしっかりと切り、保存容器に移して漬け液を注ぎます。
保存容器の大きさは内寸で長辺7.8センチ×短辺5.3センチ×深さ2.4センチ。 こちらに7分目ほど採れました。 卵の大きさは3ミリほど。
冷蔵庫で3日間、漬け込みます。
毛虫鰍の卵の醤油漬け
おいしい。 コリコリとした食感で弾力はそれほどなく、奥歯で噛むと逃げずにコリっと噛めて、魚卵の濃厚な味が楽しめます。 鮭のイクラと比較さえしなければ とてもおいしい。
卵が採れてよかった。
こんな感じでケムシカジカ、おいしく楽しくいただきました。
シマゾイも料理して、そちらは あらためてご紹介させていただきますね。
撮影機材 釣りパート:Nikon COOLPIX W300
料理パート:Nikon D610 AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
釣りと料理と写真 by 箆仁










































































































































































































