おはようございます
大野よしです
皆さんが普段普通にしている銀行の貯金
実は貯金にもリスクが存在していることをご存知ですか?
日本人はとにかく世界的に見ても貯金が大好きということが統計からはっきりわかっています
2017年の個人資産の割合データでも
銀行貯金の割合は
日本 51%
米国 13%
ヨーロッパ 33%
そう、圧倒的に日本人は貯金が好きなのですが他の国の人たちは貯金を全くしない生活なのかというと、そうではありません
日本人が貯金に回しているお金を株式や投資信託などの投資に回しているのです
いや、投資ってギャンブルじゃ…
いやいや貯金が一番安全な管理方法だよ
という意見
勿論出てくると思いますが
それは正解でもあって不正解でもあるんです
投資についてはここでは詳しく触れませんが
今回は日本人の多くが一番安全で確実な方法と思いがちな
銀行貯金のリスクとデメリットについて3つの点に触れたいと思います
①貯金財産との距離感
ATM等が今やそこかしこに存在し、さらにはデビットカードやキャッシュカード、電子マネーなどで、銀行にお金を預けていてもそのお金と自身の距離は過去に比べて非常に身近になってしまい
そこら中にあふれている消費の罠(誘惑)に対して大変お金を使いやすく世の中はできてしまっています
つまり、貯金、という言葉を使われてはいますが、お金が貯められる環境として考えた場合、あまり良い環境とは言えません
②金利と手数料
昨今の大手銀行の金利ってご存知ですか?
年0.001%です
冗談ではなく、本当に0.001%なんです
この金利は1,000万円預けたところで変わりません
それでは銀行の1回のATM手数料はいくらかご存知ですか?
おおよそ100円です
この1回のATM手数料を得るためには銀行に1年間、いくら貯金をしていれば金利として受け取れるかというと、、、
1,000万円なんです。。。
信じられますか?
ちょっと飲みに行こうと思ったら、あら財布に手持ちがない
ATMでおろそうにも、手数料がかかるけど、まぁ100円くらいならいっか
なんて軽い気持ちで使う100円のATM手数料は = 1,000万円をその銀行に預けた時の金利なんです!
そう考えると、銀行の金利というものが現在いかに馬鹿げているかがわかりますね
③インフレによる実質目減りの罠
でもでも、ATM手数料は気を付ければいいし、金利が少なくたって、確実にそのままの額を預けて置けるじゃないの!
そう思ったら少し危険です
現在の日本では行き過ぎたデフレを改善するために、経済をインフレ方向に引っ張っていこうと動いています
そのインフレが進むとどうなるか
簡単に言えばお金の価値が下がってしまうんです
極端な例で説明すれば、
これまで100円で買えていた牛乳が、明日から200円になってしまう
これはどういうことかというと、100円の価値が下がってしまい
その2倍の額、200円のお金を支払わなければこれまで買えていたものが買えなくなってしまうということです
これが銀行貯金にどういった影響を及ぼすのかと言いますと
例えばあなたが今は必要ないが将来家を買おうと考えて銀行に3,000万円預けていたとします
このお金を預けている間にインフレが進み、車の値段が3,00万円から3,500万円に上がりました
そう、いままでならば3,500万円で買えていたはずなのに、今は更にもう500万円必要になってしまうんです
これは、銀行に預けていたお金の価値も実質的にさがり、損をしていることになります
(おまけに言えばその間にもらえる金利は1年間で10円で、インフレの侵攻には遠く及びません…)
つまりインフレに経済を誘導しようとしている世の中では
お金をただ貯金しておくだけでも金額が実質目減りしていってしまうという状態に陥ることになるんです
以上、
いかがでしたか?
これが銀行にお金を預けることのリスクとデメリットになります
最終的に今回何が言いたいかといいますと、
銀行貯金がダメだということではありません
一番最初に述べた、日本人と欧米人の違いにあった、日本人の敬遠しがちな投資ですが、
投資と銀行貯金
実はリスクの面から見たらなにも考えずに銀行に預けることにもリスクは存在し、銀行=安全、確実というイメージを漠然と持つことは間違っている
その事実を知ってほしいと思い今回この情報を特集してみました
何となく周りの意見に流されて、お金を貯めるといったら●●銀行!!
と安易に貯金だけの道に走ると損をする可能性もある、
ということは知っていて損はないですよね!!