6/1のリサイタルのプログラムの1つである、
プロコフィエフの「戦争ソナタ」第8番について
少しだけ語りたい真顔


まずは曲名から。



ある生徒さんから
なんで戦争ソナタっていうんですか?


と質問されて
私も調べてみた。


ソビエト時代に作曲された楽曲で、
その時期が、第二次世界大戦中だったことから
戦争ソナタ、という曲目が着いたそうです。


なんだ、そんな単純なことなのね?


などとは思いません真顔






よくよく考えて見てください。

第二次世界大戦中にピアノ曲を作曲していたこと自体が異例。

そして、戦争ソナタと名付けてしまう事自体が皮肉だな、と感じました。



8番は不協和音の不気味さはやばいくらいだけど、
6番においては、リズムや打鍵そのものが
大砲を思わせる異様さ、、、。



戦争ソナタを初めて聞いたとき
不協和音とリズムの特異さから
一瞬、違和感と気持ち悪さ、を覚えるけど

何故か不思議なことに
何度か聴いていくうちに







はまっていく、、、真顔チョキ



いまのフレーズどうなってる⁉️と
メロディが気になり、何度も聴いてしまう。

いわゆる

はまる、って言うやつです。






このブログは
生徒さん、親御さん、仲間たち、オケ友人、私のファン(1人くらいはいるかな😅)が読んでいるため、
読み手を意識して書いているので、
多少、分かりやすく楽曲を説明していきます!




1楽章は、意外にもアンダンテ ドルチェでゆっくりと始まります。

柔らかい、不協和音が美しいキラキラ





6ページ目から

いきなりアレグロ モデラートになりテンポがあがります。


簡単な音なので、聴きに来られる方は

この音、覚えていて、探して見てください!

下矢印







そして2楽章は、

Andante sognando



ソニャンド、、、夢みるようにという意味です。



ソニャンドとかほぼ他の曲では現れません。

プロコフィエフは、平和を夢見ていたのでしょうか、、?





非常に美しいメロディと、転調が秀悦です。










3楽章は、VIVACE


楽譜だけみるとシンプルに見えるけど

とにかく音の羅列が忙しなく展開していきます。








最後から2ページ

本人曰く一番やばいところ。




最後のページ。


とにかく、行き交う音が忙しく交わる、、、。

プロコフィエフは本当に何が表現したかったのか知りたくなる!






聴きに来て下さる前に

すこだけでもこの譜例を見ながら

予習してくださると本番が楽しいかもしれませんニコニコ





実に、46ページ。

本人は暗譜が得意で、
最初に46ページを全て暗譜しているそうです。
それ、よくわかりませんアセアセ

リサイタルでは30分のプロコフィエフの世界を是非ご堪能して頂けましたら嬉しいです照れ