シネマート
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しっとりとした品位と色気を兼ね備えた稀有な俳優さんの一人で、
かなり高く評価している。
しかし、『永遠の桃花』にのめり込んだせいなのか、
今作の声優さんは彼のイメージに合わずしっくり来ないのが残念。
慣れる迄にかなり要した。
こういう時、声優さんの吹き替えでなく、俳優本人の肉声で聞けたらな、思うんですよね。
そして、
2番目の期待要素
演出面でも『永遠の桃花』のように見ている此方側まで
ドキドキ・ワクワク、男女の恋を応援したくなるような
見せ方を再び…
と期待するも蓋を開けてみたらば、
この演出方法が当方には相性が悪かったみたいでそこが残念。
ワクワクどころか苛々増幅で
とてもじゃないけれど
二人の恋を応援することなんて出来なかった。
ヒロイン演じるチェン・ユーチー作品は過去に何作か見たことも有り、
過去記事でも明記しましたが、
美人だけれど、なぜか可も不可もない 程度の認識で
前から彼女が嫌いだった等のマイナスイメージもなかったのに、今作の
彼女の言動には何かと苛々させられ、同性としての共感要素にも欠けた。
また作中の1つの肝でもある、
アランユー演じる景辞けいじ は
ヒロインチェン・ユーチー演じる風眠晩ふうみんばん
に足の腱をを切られたか否か
なのですが、
この二人の恋はどうでもいいのと
切っても切らなくても後からどうにでも回収(恋の修復)が利くので
当初興味なかったのですが、
物語中盤で
ヒロインがアランユーに苛立って大きな石を投げつけるんです。
投げようとして躊躇し、断念するならまだしも
思いっきり投げつける彼女の姿を見てドン引きしましたね。
アランユーが皇子ということで宮中の陰謀と
ヒロインが補吏で、市井の事件に次ぐ事件に遭遇
この二つ、実は根底では繋がっている的展開だが
猛烈につまらない。
最後の実は黒幕は…の種明かし、
もどうでもいいと思うほど興味無いまま終了。
見目麗しいアランユーを眼福しつつ、恋のドキドキ・ワクワクするという
当初の期待は砕け散り、イライラが猛烈に募るだけ。完全にアテが外れた。