たけじゅんセンセ(武富純一先生)の添削講座の はじまりはじまりぃ~
● ● ● ● ● ●
半世紀寄り添ったよな古鞄剥がれてもなお喰らいつけ父に
nonsan
たけじゅんセンセの添削後
半世紀寄り添ったような古鞄めくれてもなお喰らいつけ父に
解 説
寄り添ったよな→寄り添ったような 無理に字数合わせをしなくても、正しく「ような」としても問題はない。
剥がれても →めくれても
喰らいつけ…自分への命令形
ライカから
初見で私が読むとき「なお喰らいつけ父に」のところで、ぐい~ん とテンションが上がったわ。
なんだかな~。いつも穏やかなnonsan らしくない荒々しさがあり、お父さんへの思いの深さが迫ってきました。
● ● ● ● ● ●
明日もまた朝のくるのをたのしみにおいしいパンを毎日食べよ
ライカ
たけじゅんセンセの添削後
明日もまた朝のくるのをたのしみにおいしいパンを毎日食べよう
解 説
結句が命令形になってしまっているので、「毎日たべよう」と呼びかける感じにかえた。勇気づける歌になった。
ライカから
私としては、メチャメチャ軽く「食~べよっとぉ」というノリです。
たとえば明日の朝用のメロンパンを買っていたとして、『きょうは疲れたなあ』と落ち込んだときに、メロンパンを見て『あっ、明日の朝になればこのメロンパンを食べれるんや~』と思うと、朝の来るのが楽しみになる。
それを続けるには毎日おいしいパンを食べることやん と気づいたのです。
いやはや、メロンパンが好きで食い意地が張ってるだけかもしれぬ
● ● ● ● ● ●
きままなふろく
変形性膝関節症の治療で月2回、整形外科で注射を打ってもらいます。
電気治療の人と、隣あわせのベッドになることがあります。
カーテン1枚が仕切りになり、ベッド同士がくっついてますが、お互いに姿は見えません。
昨日、大きな声のオジサンが看護師さんに言いました。
オジサン 「きっついわあ」=おそらく電気の量が多くてピリピリが痛いんでしょう。
私のキモチ 『え?すぐ横におじさんの顔があるんや ひぇ~っ』
オジサン 「うん。これでええねん」=おそらく電気が適量になったんでしょ。
私のキモチ 『電気は10分で終わる。私はもうすぐ注射をしてくれるから…はよ帰れるはず』
オジサン 「なんかかゆいなあ」=おそらく電気で身体があたたまったんやろう。
私のキモチ 『おいおい身体を掻くんじゃないっ。ベッドがゆれてるやんかぁ~。やめてくれ~ぃ』
……この日は注射の患者が多くて、そのオジサンの方が先に電気を終えました
自分が思うように世の中は回ってないようです イマサラやけど。