夕方、急に大雨が降り出した日のこと。
実家から黒い雲を追いかけながらバイクで帰る途中、
いつも混む辺りよりも遥か手前で道路が混みだしました。
狭い道で車がすれ違うのがやっとの状態。
やれやれ~。自転車や歩行者が通れるすき間もありゃしない。
この道路どこまで車が続いてるんやろう。
うへっ。長っ。
さっきまでの痛いほどの雨がやんできて、黒い雲がうっすら流れ出したようやなぁ。
えっ
今度は茶色い雲やん
こ、こりゃ火事やっ
少しづつ車の列が前に進み、急に前が開けたかと思ったら、信号の所で交通整理の人が懐中電灯で
「右か左に行け」 と指示を出していた。
私この辺り全くわからんのやけど…なんて、甘えててはいかん。
え~とえ~と…帰り道はずっと先の交差点Nを右に曲がるんやから
今は右に曲がるしかない
ええいっ。冒険と思えばええねん。
なんか急に野原に放し飼いにされた豚・いやカバ?みたいに心細くなってしまった。
でもまあ新しい道を見つけるのは好きやし、何とかせなあかん。
途中で、こんな
わけわからんもんに出会ってもバイクなら逃げ切れる
ただ、もっと暗くなったら周りが見えにくく、一方通行があると何回もグルグルしてしまうかもなぁ
と、そんな覚悟をしながら適当なところで左折した。
え~と、ここを真っすぐ行けばおそらく交差点Nの少し右に出るやろう。
だがしかしぃ、一方通行があり、似たような方向に行く感じの三叉路があり
…あたりは暗くなってきた
とりあえず交差点Nがある大きな道路(京都守口線)に出よう。
車が走ってる。信号が見えた、良かったぁ。
ふ~っ。
え、でもここ交差点Nの右側とちゃうやん。
左側やんっ
…ま、家には帰れましたけどね。
なんだか不思議であとでGoogleで確認しました。
道は碁盤の目のようにできてるわけではないんですね。
斜め45度やったり半円形やったり…
人が生活をしてて、後から道ができたんやね。
翌日の朝刊には守口市の工場で火事があったと伝えていました。
お見舞い申し上げます。
きままなふろく
体当たりの教訓編
またまた、遺品整理で発見したよ。
実家の近所のはるたんさんもたまに片づけを手伝ってくれます。
私は前に気付いててんけど…
はるたんさんは押入れの貼り紙を見て
「これ、きみちゃんらしいねぇ」って。
…
…
どんだけ頭をうったんや
本日もお立ち寄りいただきありがとうございました。