そのデート後も

あほな俺は彼女を追いかけるような形になった。


そして一ヵ月間ダイエットするというので

”勝ったほうの願い事をかなえる”かけをしよう

という勝負をすることになった。


おれも社会人4年目でちょっと気になっていたから

いい機会だともろ本気ダイエットを開始した。


もちろん勝ってつきあってくれと言うために。


俺のダイエットは大成功で10kgは痩せた。

彼女はほとんど本気でやってなく変化なし。


そして数日後仕事終わって

夜2時くらいだったが彼女にTELをした。


するとこんな時間だが彼女も出てくれて

ダイエットのかけの話をしようと思った。


しかし思わぬ内容を彼女の口から聞かされることになった。


”今束縛の強いひととつきあってるの。もう電話しないで”


そして遠くに聞こえるシャワーの音と男の呼び掛けの声。

その男の声は会社の上司の声だった。


俺はひとり馬鹿みたいに一カ月うきうきでダイエットしていたあほだった。

一日9時から夜2~3時まで仕事していて帰ってから1時間ジョギングをする

そんな生活を一か月何も知らずにばかみたいに続けていたのだ。


”ああ、わかった。”


とくに怒りはこみあげてこなかった。

ただ自分の情けなさだけが憎かった。

女性に対して勇気を持てない自分がなんとも不甲斐なかった。


自分の情けなさを隠したいがために

自分がリスクを取らずに彼女任せにしていたんだ

と痛切に感じた。


ピュアだった(というかあほのキモオタ)俺の最後の恋にしたいと

本気で思っていた一人芝居の寸劇は幕を閉じた。


この恋を実らせて”もう恋なんてしなくていい。”なんて

本気で考えていた。(キモッ)


その翌日から俺は情けない男のままでいるのに

耐えられなくなり自信のある男になるために

まずは敵を知るということで

女について中3のときの受験勉強並みにがり勉を始めたのだ。