★Smile★の方は次の休みの日に更新するとしまして・・・(;´▽`A``
チェリッシュ第5話です(・∀・)
麻衣の第4話はこちらへ↓
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今回は・・・あの人が出てきますよ~(・∀・)/
でゎさっそく、どぉぞ♪
【チェリッシュ~第5話 光と陰~】
それからも僕は、時間があれば詩織ちゃんに会いに行っていた。
毎日じゃないし、ほんの僅かな時間だけど・・・。
一緒に過す時間が・・・笑顔が、元気にしてくれた。
野久保「今日も暖かいねぇー・・・気持ちいい♪」
詩織 「もうすっかり春ですね。」
初めて会った頃はまだ固く閉ざされていた桜の蕾も、少し膨らんだ気がする。
野久保「タンポポがたくさん咲いてたよっ。」
ここへ来る途中に見たタンポポ。
道端にいっぱい咲いて綺麗だった。
野久保「他にもね、綺麗な花がたくさん咲いてたよ?」
詩織 「へー・・・見てみたいなぁ。」
優しい表情で笑う詩織ちゃんを見て・・・
野久保「・・・今から行ってみる?」
詩織 「え?でもー・・・」
野久保「大丈夫っ!!まだ時間あるし。」
僕が今日見た、たくさんの春の花。
詩織ちゃんにも見せてあげたくなった。
野久保「ね?行こっ♪」
差し出した僕の手に、少し小さな手が重なる。
それがなんだか嬉しくて・・・
繋いだ手が離れないように、しっかり握って駆け出した。
野久保「あったよ、タンポポ♪」
よく考えたら・・・あの場所以外で2人一緒にいるのって初めてなんだよね。
この前テレビ局にいたのは少しだけだったし・・・。
なんだか少し不思議な感覚。
詩織 「黄色い絨毯みたいですね。」
野久保「ほんとだぁーww」
道端の一角に、タンポポが固まって咲いている。
上から見たら、本当に黄色い絨毯みたいだ♪
野久保「これも綺麗だよね。何て花だろう・・・?」
赤く綺麗に咲いた花。
よく見かける花だけど・・・
詩織 「これは椿です。それからこっちはツツジ。」
野久保「へぇー・・・詩織ちゃんよく知ってるね?」
詩織 「母が花の好きな人なので、その影響で。」
近所の住民が植えたのか、道の脇には鉢植えやプランターも。
パンジーやチューリップなど、見慣れた花が並んでいる。
野久保「あ、これ・・・」
1つの鉢に目をやると、小さな芽が・・・。
プレートいっぱいに、ひまわりの文字。
詩織 「小さい子の字ですねー・・・可愛い。」
色とりどりの花に囲まれる小さな芽に、微笑みかける詩織ちゃん。
夏には大きな花を咲かすであろう目の前の芽を見て、
僕の頭の中に1人の人物が思い浮かんだその時・・・
雄輔 「あれ?ノック?」
聞き慣れた声に振り返ると、そこには雄兄がいた。
野久保「雄兄?」
雄輔 「何してんの?こんなとこで。」
野久保「雄兄こそ何してー・・・・」
途中まで言いかけて、言葉が続かなくなった。
雄兄の隣に、もう1人いることに気づいてしまったから・・・。
野久保「・・・由里空。」
由里空「直君?久しぶりだね♪元気だった?」
あの頃と、何も変わらない笑顔が目の前にあった。
久しぶりに会った君は、幸せそうな顔をしていた。
野久保「・・・元気だよ♪由里空は?」
笑顔で聞く君に、僕も笑顔で返す。
今の僕は・・・上手く笑えているだろうか?
野久保「何?2人でデート?」
由里空「え?・・・うん。雄ちゃんがちょっと時間あるからって♪」
野久保「相変わらずラブラブだねぇ~ww」
由里空「ちょっ・・・直君っ!!やめてよもぉーっ;」
幸せそうな2人。
手繋いで歩いて・・・。
嬉しいはずなのに、やっぱり苦しい・・・。
最近は感じていなかったあの感情が、再び僕の心に姿を現した。
晴れていた青空に雲がかかり、太陽を隠していった・・・。
雄輔 「曇ってきたなぁー・・・どっか店にでも入る?」
由里空「うん。」
雄輔 「ノックも来る?・・・ん?その子は?」
雄兄の視線は僕の隣へ。
横を見ると、詩織ちゃんが2人を見つめていた。
野久保「あ・・・この子は詩織ちゃん。」
雄輔 「詩織ちゃん?こんちはっ♪」
詩織 「こんにちは。」
雄輔 「詩織ちゃんも一緒に行かね?」
誰とでもすぐに仲良くなってしまう雄兄。
詩織ちゃんにもすぐ話しかけていた。
詩織 「・・・ごめんなさい。少し具合が悪くて・・・・」
雄輔 「え、大丈夫???」
詩織 「・・・野久保さん、家まで送ってもらえますか?」
僕が答える前に、詩織ちゃんは歩き出した。
僕の手を取って・・・。
雄兄は少しビックリした顔で、僕らの背中を見送っていた。
野久保「詩織ちゃん。・・・具合、悪いの?」
僕の手を握ったまま、前を歩いていく。
心配して声をかけると、ようやく詩織ちゃんは立ち止まった。
詩織 「ごめんなさい。具合悪いなんて・・・嘘なんです。」
野久保「嘘?」
僕が、どうして?という顔をしていると・・・
詩織 「なんだか・・・苦しそうな顔してたから。」
野久保「え・・・?」
詩織 「あそこにいたくないのかと思って・・・ごめんなさい。」
余計な真似をして・・・というように、頭を下げる。
野久保「・・・ありがとう。」
詩織 「・・・じゃぁ、今日はもう帰りますね。」
何も聞かずに、詩織ちゃんは帰っていった。
・・・どうして分かったのかな?
空を見上げると、雲に隠れていた太陽が顔を出し、眩しいほどに輝いていた。
《第5話おわり》
White oceanの主人公、由里空ちゃんがご登場ッ☆
さてさて・・・これからどうなっていくんでしょうねぇ???
6話は麻衣だよ~(。・ω・)ノ゙
よろしくねぇ、麻衣(^-^)/