チェリッシュ~第1話 夜桜の導き~ | 雷♪のまとまりない日記♪

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麻衣とのリレー小説、第2弾『チェリッシュ』(^_^)v


前回は雄ちゃんと由里空のお話でしたが・・・今回は違います。


今回は、その誰かさん目線でのお話です(・∀・)


ではさっそく、いってみますか♪





【チェリッシュ~第1話 夜桜の導き~】












   寒かった冬も終わりを告げて、季節は春になりつつあった。
   冬に降って積もった雪も、今は跡形もなく融けている。


スタッフ「お疲れ様です。」
つるの「お疲れ様でーすっ。」
   収録を終えて、僕達3人は楽屋へと戻る。
   今日は羞恥心としての仕事。
雄輔 「・・・あ、メール入ってる。」
   少しだけ、胸がざわついた。
   きっとそのメールはあの子から・・・。
つるの「何?この後会うの?」
雄輔 「うん、今日これで終わりだし。久しぶりに♪」
野久保「・・・由里空、元気にしてます?」
   いつもと変わらない笑顔で聞く。
   僕のバカ・・・聞かなきゃいいのに・・・・。
雄輔 「元気だべ♪・・ぁ、この前由里空がさぁ~・・・」
   雄兄が楽しそうに彼女・・・由里空のことを話す。
   それを聞いているのが、少しだけ辛い・・・。
   雄兄のことも、由里空のことも大好きだよ?
   だけど・・・僕の心の中の想いが、まだ融け切っていないから・・・・。
雄輔 「・・・ノック?聞いてる???」
野久保「聞いてますよww」
   楽しそうに、笑顔で話す雄兄を見ているのが辛い。
   由里空のことを聞くのが・・・苦しい。
   でも2人のことは大好きで・・・

   そんな矛盾した気持ちの自分が・・・大嫌いだッ。
つるの「・・・直樹も今日、これで終わりだろ?」
野久保「はい。」
つるの「俺も終わりだから、久しぶりに2人で飲みに行くか?」
   剛兄が笑って、僕の頭をくしゃくしゃにする。
   やっぱり剛兄には敵わないや・・・全部お見通しなんだもん。
野久保「・・・いいですねぇ♪」
つるの「よし、じゃぁ決まりッ。」
雄輔 「えーッ!?2人だけずりぃよぉ~っ!!;」
   雄兄が少し、拗ねたような口調で言う。
つるの「お前はこれからデートだろ。」
雄輔 「そうだけど・・・4人で一緒に行きません???」
つるの「久しぶりなんだろ?2人で会って来いよ。」
雄輔 「むぅ~・・・・・」
つるの「ほら、早く行ってやれって・・・;」
雄輔 「次は絶対誘ってくださいよぉーっ!?」
つるの「はぃはぃww」
   剛兄に促されて、雄兄は足早に楽屋を出て行った。








   どれくらい経っただろう?
   僕と剛兄は、2人で居酒屋に来ていた。
   お酒もけっこう飲んだけど・・・今日はなんだか、あんまり酔えない。
野久保「・・・僕って変なのかな?」
   ポツリポツリと話し出す。
   僕は由里空が好きだった。
   でも由里空は雄兄が好きで、雄兄も由里空のことが・・・。
   2人のことが大好きだから、僕は由里空に自分の気持ちを伝えなかった。
   由里空の幸せを・・・2人の幸せを願って。
   でもそれは間違ってたのかな?こんなに苦しいなんて・・・。
つるの「間違ってねぇよ?

     けど、正解でもない・・・恋愛ってそういうもんじゃない?」
   何が一番正しいかなんて分からない・・・剛兄はそう言った。
つるの「・・・ま、ゆっくりでいいんだよ。」
   その後も少し飲んで、明日も仕事だからと2人で店を出た。
   タクシーを捕まえようと
大通りに向かって歩いていたら、携帯が無いことに気づいた。
野久保「剛兄、先に帰っててください。僕ちょっと忘れ物・・・」
   一緒に行こうかと剛兄は言ってくれたけど、

   大丈夫だと断ってその場で別れた。
野久保「あった。」
   携帯を取りに戻って店を出て・・・なんだか少し歩きたくなって。
   行き先も決めずに、ただ歩いていた。
   気づくと僕は、小さな神社の前に辿り着いていた。
   何となく中に入ってみると、1本の木が目に入った。
野久保「・・・桜だ。」
   木の近くまでやって来て上を見上げる。
   花はまだ咲いておらず、蕾は固く閉じている。
野久保「・・・雨?」
   ぼんやり桜を眺めていると、空から大粒の雨。
   しだいに雨は酷くなり、あっという間にびしょ濡れ。
野久保(・・なんだか僕みたいだ・・・・。)
   桜を見ていて、何故かそう思った。
   硬く閉じた蕾を見て、花なんか咲かないんじゃないかなって・・・。
   雨に打たれた蕾たちは、みんな悲しそうに下を向いていた。

???「風邪、引きますよ?」
   突然後ろから声をかけられた。
   振り返るとそこには、1人の女の子が傘を差して立っていた。
   僕より背が低くて・・・でもどこか大人びた表情の女の子。
???「これ、使ってください。」
   彼女は僕に自分が差していた傘を握らせると、背を向けて歩き出した。
野久保「・・・待って!!君・・・君の名前は?」
???「・・・詩織。」
   雨の音が凄かったけど、はっきり聞こえた。
   詩織と名乗った彼女は、暗闇の中へと消えていった・・・。




   



   数日後、僕はあの日の事が気になっていた。
   仕事の休憩中、僕はあの神社へ向かっていた。
   晴れてたけど・・・あの時借りた傘を持って。
野久保「ここだ。」
   神社の中へ入って行くと、夜に来た時とは違う印象を持った。
   そして、あの桜があった場所へ行ってみると
野久保「・・・」
   桜の木のすぐ側にあるベンチに座って、

   1人の女の子が本を読んでいた・・・。

                                   《第1話おわり》







こんな感じになりました~。


主人公は、詩織《しおり》という女の子。


読んでみて分かるように、今回は・・・ノックのお話♪


前作で、とっても切ない想いをしていたノック。


・・・今回も最初から切なくてゴメンよ(;´▽`A``


前作のWhite oceanの、続編(?)ぽい感じです(・ω・)/


さぁ、第2話は麻衣ッ☆


麻衣のブログはこちら↓


http://ameblo.jp/maitaketoma/


皆しゃん、お楽しみに~(^-^)