皆さんこんにちは、ライダです。

 

 前回は第15回声優アワード主演男優賞について話をしました。今回は主演女優賞について話していこうと思います。

 第15回声優アワード女優賞を受賞したのは「石川由依」さんとなりました。

 

 石川由依さんと言えば2013年の第8回声優アワードで助演女優賞を受賞したことがあります。この当時は「進撃の巨人」のアニメが初放送され大ヒットした年になります。声優アワードを受賞するのはその年にヒットしたアニメで主演やヒロインを務めた人に受賞されることが多いです。そのため、このときヒロインのミカサを演じた石川さんが助演女優賞として受賞されました。中には主演女優賞で良かったのでは?と思う人がいるかもしれません。しかし、石川さんが本格的に声優としての活動、人気が出たのが2013年です。それまでは声優としての活躍はそれほどなくまた、声優アワードに名を連ねるのはこの時初めて。いきなり声優として人気が出た人に主演を受賞することへの抵抗もあり助演で様子を見たと思っています。。

 そして、今年ですが念願の主演女優賞を石川さんが受賞することになりました。石川さんは2013年の進撃の巨人でミカサを演じて以降、一躍人気声優の一人になりました。ガンダム、アイカツ、ファフナー、ヴァイオレットエヴァーガーデン、アズールレーン等人気作品に出演しています。今回の主演女優賞を受賞したのは「劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン」で主人公 ヴァイオレットを演じたからです。このヴァイオレットエヴァーガーデンは京都アニメーションが制作をしています。京都アニメーションと言えばあの悲惨な放火事件で多くの京都アニメーションで働くクリエイター、社員が亡くなりました。そして2020年、事件から少ししか経っていない中京都アニメーションが再始動しました。その第1弾が劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンとなります。多くのアニメファンにとって京都アニメーションは涼宮ハルヒの憂鬱から始まり、らき☆すた、けいおん!、クラナド、日常、響けユーフォニアム等多くのヒット作を生み出す会社として親しまれていました。そんな時に突如として起こった放火事件。多くのアニメファンは心痛めました。その京都アニメーションがもう一度立ち上がり作品を作るのですからファンたちも応援しようとコロナ渦でしたが多くの人が劇場に足を運びヒットする形になりました。その作品で主人公のヴァイオレットを演じる石川さんが主演女優賞を受賞することは納得だと思います。

 2020年は鬼滅の刃が大ヒットし社会現象となりました。ヒロインの禰豆子を演じた鬼頭明里さんじゃないのか?と思う人もいると思います。しかし、鬼頭さんは声優アワードを受賞するのは今回が初です。石川さん同様にいきなり主演ではなくまずは助演での受賞で様子を見る形を取ったのかなと思います。また、今回の石川さんの受賞は石川さん一人ではなくヴァイオレットエヴァーガーデンを制作した京都アニメーションの人たち全員に向けて送られた賞だと個人的には思っています。声優にとっても京都アニメーションは素晴らしいアニメを制作する会社、ヒット作、新人が活躍し伸びていくところともあり応援していますとメッセージを今回の主演女優賞で感じました。

 石川さんの活躍はまだまだ止まりません。進撃の巨人もアニメはファイナルシーズン。原作も完結するということで増々盛り上がりを見せています。また、「トロピカルージュプリキュア」で一ノ瀬みのり/キュアパパイヤと今年はプリキュアも演じるので注目です。

 

 ということで今回はここまでとなります。

 次回は助演男優・女優賞について触れていこうと思います。では、また!