・絶対的なものから満足度を感じるのではなく、相対的なものから満足度を感じる。例えば、社内の全員が全員の給料を知ってしまった場合、1番高給取り以外は、みんな自分の給料が安すぎると感じてしまう。
・アンカリング。最初に無関係な情報を与えられると、意思決定がその情報に依存してしまう。
・スターバックスの成功は、他のコーヒーショップとはかけ離れた経験を提供することで、顧客に新しいアンカーをすんなり受け入れさせたことに起因する。
・無料と言われると人は合理的な判断ができなくなる。300円のチョコが100円で、150円のチョコが無料で横並びに置かれていたとしたら、人は無料のチョコレートを選択してしまう。値引きの額としては100円で売られているチョコの方が50円もお得なのにも関わらず。
・金銭以外のインセンティブで頑張っていた人に、金銭的インセンティブを与えた途端に、その人の労働意欲が下がってしまう。社会規範から市場規範へ移ってしまったことが原因である。
・私たちには現在バイアスと呼ばれる特性がある。その特性が原因で常に今の楽しみを重視し、面倒なことは先延ばしにしてしまいやすくする。現在バイアスへの対策としては、まずこのような性質があることを理解することである。現在バイアスを理解して、認めている人の方が自制心が良く働くようになるから。
・人は自分の持っているものを過大評価する。この癖には3つの種類がある。一つ目は、自分が既に持っているものに惚れ込んでしまう。二つ目は、手に入るかもしれないものではなく、失うかもしれないものに注目してしまう。三つ目に、他の人が取引を見る視点も自分と同じと思い込んでしまうこと。
・人は選択肢を残したがる。最も合理的な選択としては、不要な選択肢は削除し、本当に必要な選択のみに絞るべきである。
・予想の効果。前もって美味しそうと信じた時には、やはり美味しいということになり、不味そうと思った時には、やはり不味いということになる。この効果は味覚に限ったことではない。
・共有地の悲劇。人間というのは短期的な利益や目先の必要にばかり注目しがちであるため、共有地の悲劇のような問題がちょくちょく起きる。
・何らかの道徳基準に想いを巡らせるだけで十分に正直になることを促すことにつながる。
・独自性欲求。独自性を表現することに関心のある人ほど、テーブルでまだ誰も頼んでいないアルコール飲料を選んで、自分が本当に個性的だと示そうとする傾向にある。