・マズローの唱えた愛と所属の欲求と呼ばれる「社会的欲求」が自己肯定感、そしてその上にある「承認欲求」が自己重要感に当てはまる。
・「自己肯定感」は、社会的立場や実績というものを全て取っ払った状態で、自身の存在を肯定すること。安心感。
・「自己重要感」は、社会でのポジショニングや実績というものが絡んできた中で満たされるもの。特別感。
・リーダーは部下の「自己肯定感」と「自己重要感」を高めてあげることが大切。
・リーダーは、立派な人ですごい人である。誰からも愛されるリーダーになる必要がある。という思い込みを一旦捨て、完璧なリーダーより、寄り添ってくれる、一緒に考えてくれるリーダーを目指すべきである。
・部下の重要感を高める7つの話し方。①相手を主役にして話をする、②相手に疎外感を与えない、③相手を否定しない、④事前に相手の興味を知っておく、⑤相手が自分の未来にワクワクできるように話す、⑥「求めているもの」と「伝えたいこと」のバランスを取る、⑦相手のことに集中する。
・話し方は、「わかりやすさ」こそが命。
・人に好かれて、やる気も引き出す「声かけ」3つのルール。①名前を呼ぶ(名前を呼ぶことは、相手を尊重することです。名前を呼ばれることによって、無意識に相手は自己重要感が高まっていくのです)、②「私たち」を主語にする。(周りの人を自然と巻き込みながら共に進んでいくタイプのリーダーになりたいのであれば、「私たち」を主語にする)、③ひとりぼっちを作らないために話を振る。(会議の場で意見を求める等)。
・できるリーダーは、日頃から部下のいいところを見る習慣がある、部下のいいところリストにメモをする、人前で褒める。
・言いたいことはあえて「間接的」に伝える。他人に向かって話をしている姿を見せる。または、自分と似た話をする人の言葉に触れさせる。
・部下に伝えたいことが伝わっていなかったという状況が発生しないために、理解した内容を話させたり、発表する場を設けたり、教える立場を与えてアウトプットさせ続けてみたりすることが重要である。
・部下に注意するときは、感情に任せるのではなく、まずは相手が聞きやすいメンタルを作る。話終わった後の部下の状態を先に伝えることも有効である。
・なぜを問いかける。
・その人に合わせた話し方をしよう。人には性格とその時点でのレベルが存在するため、平等にはこだわりすぎない。
・相手の嫌いなことを知り、それをやらない、言わない。
・話しすぎると相手はやる気をなくす。口数が多い親と無口な子供、カリスマ経営者とイエスマン、できる上司とおとなしい部下。が良い例。
・リーダーに必要な3つの力。話す力、話さない力、聞く力。
・部下には自ら考えさせる話し方をする。できる限り答えを言わず、部下が成功した場合はよく褒め、失敗した場合はフォローをする。
・自分の成功談や苦労話はせず、失敗を話せるリーダーの方が人望が集まる。また、失敗を通して得た気づきを伝えることで、部下のためになる。
・人前で話すときに覚えておくと役に立つこと。台本を細かく作りすぎない(自分が思っておるほど、たくさんのことは伝わらない)、「物足りない」くらいがちょうど良い、あくまで相手の目線に合わせてポイントを絞り込み、わかりやすく伝える。聞いてくれている人のみにフォーカスを合わせて話す。
・周りの人に頼ることは、周りを生かすということである。他の人ができないことをあなたができるように、あなたの弱点は誰かの強みである。
・「おそれ」をベースにした優しい言葉より、「愛」をベースにした厳しい言葉を大事にする。