朝ごはんはスライムで。
だから、袋に書いてあるだけだってば。
ただのチキンライスおにぎりだってばよぉ、オレ。
その者たちは
白い部屋に集められた。
あーたーらーしーい
あーさーがきたー♩
さあ、
はじめてくだちい。←なぞ
赤レンガ倉庫。
イベントはウィスト。
精神科医フロイトと歌人・劇作家の寺山修司からインスパイアされた作品で、参加者がVRゴーグルとヘッドフォンを装着した状態で、架空の家族による悪夢と恐怖と欲望の物語を視聴する。
隣の部屋が会場だ。
部屋の中には
数々のオブジェ。
触っていいよ。
眺めてみてもなんだかよくわかりません。
うぬ?
ただ眺めても
なんの妄想?も始まりませんがの。
このイベントは
バーチャルゴーグルを装着することで効果を発する。
各人、ゴーグルを装着。
それぞれがバーチャル空間に飛ぶ。
360度、上も下も
オブジェを始点として
各人それぞれ違う音付きの動画を見ることになる。

視覚的にはなかなか良くできてる。
異空間に違和感はない。
ただ、ゴーグルは顔が熱くなり汗をかく。
鼻のところも隙間が開くので実際の灯や空間が見えるるため、どこか醒めたままでいることになる。

音はダメ。
めちゃくちゃ途切れる。
とにかく興ざめ。
システム的に完成してない。
アートと呼んで
性や暴力描写を芸術視する流れは今に始まった事じゃあないけど
正直、不快で気持ち悪い。

楽しい題材でやれば
かなりいける商売になるのにな。
悪いけど76通り?全ての作品を見にきたいとは思えなかった。
終わる時間も
各人それぞれ。

ゴーグルとったら
他の人がほとんどいなくなってた。
なんだかんだ言って
たしかに異空間に飛ばされていたなあ。