
ネコはかわいい。
愛しいよ、ニャー。
でもそれは
かわいい時期をすぐにイメージしてるから当然のようにそうなっちゃう。
まず、子猫はかーいい。
子猫に限らず、「子」はほぼかあいい。
弱い状況にあるとき、
イノチが取る選択肢は大きくわけてふたーつ。
おもいっきりかわいさをアピールして守ってもらう、
もしくは敵を作らない生き方。
そして突っ張って突っ張って、
とにかく他を寄せ付けないように生きる道。
特に小動物・・・
何をされてもまず危険はないだろうって相手がミューミュー鳴いてすりよってきたら
そりゃあーた、かわゆーいとなりますってw
でも、「子」の時期はやがて去りゆき・・・・。
誰もがかわいい、と思う時期は終わります。
これは他の動物・人間でも同じ。
自分の嗜好にあったものがかわいい・・となってきます。
思い出がフラッシュバック。
これまで見ていた過去とWってかわいくみえたり、
特定のヒトに甘えるしぐさがかわいい・・となったり・・・・
条件付のかわいいになる。
ネコも生き物ですから、
やがて老い・・・
歯も抜け
毛づやがなくなり脱毛につぐ脱毛。
ボケもでたら部屋の何処にでも排泄したり
突然ぎゃーぎゃー鳴き出して駆け回ったり・・・
よぼよぼでくさくて・・・・
かわいい、なんていわれなくなります。
肉球がかわいいですって?
老猫の肉球をみてかわいいと言うヒトはいませんよ。
かわいい状況のときだけかわいい、と言ってるにすぎません。
それは「ネコ」がかわいいのではなく「かわいいもの」がかわいいだけのこと。
老いたる肉球を愛して。
ひっこまない舌を愛して。
生臭くなったほっぺのぷにゅぷにゅを愛して。
くたっと横になってる老猫をみていとおしくなるよ。
ネコのかわいいとこ、
ネコに限らずかわいいのは
愛を持ってみつめること。
愛あればすべてかわいくなる。
あばたもえくぼ言うやないですか。
万人受けする答えなんていらないんだ。
それでもあえてと言うならば
存在そのものが、かわいいじゃないですか(・ー・)