重苦しいほどの気合が入りまくったページが続いています。
それは前回の新橋で・・・。
収録が終わったあとだらだらと話していると、ふとディレクター氏が口にしました。
D:明日、試写なんだよねー
この辺はまあ、毎回おなじみの会話なのであります。
R:つまり~w
D:直しがあるなら明日の夜か明後日ですw
今、収録したばかりなのにもう修正の話になっています。
ま、これも毎回のことなのですがw
ふつーのCMだとナレーション収録にも依頼側の人間が来て、現場で注文を出したりします。
その分、完成品を依頼会社で試写をした後も「大きな問題」は発生しにくく、そうそうとり直しは発生しないのですが・・。
ことコレに関しては完成品だけを見て、あーしろこーしろと言われて修正が発生するのです。
まあ、途中経過や何処で誰がどれだけ頑張っているか・・なんてことをぐだぐだ言えるのは甘ったれたアマチュアまでで、大事なのは結果に過ぎません。
現物を見て、発注者がクレームをつける。
それは普通の取引です。
・・・(-。-;)
けど、ここでクレーム等ではなく・・・それまでまったく言ってなかった注文が発生!
ナレーション内容がガラリとかわってとり直し・・・
らいあさん、出番です!
となるのがココのおそろしさ。
十五年近い付き合いの現場では暗黙の了解があって
収録中でも、いや・・収録前でも直しの話がでるわけです。
M:いいけど、明日はオレあいてませんよー。
スタジオのミキサー氏が口を挟みます。
誰がやってもかわらないだろうと思われがちな音声収録、編集も人によって大きな違いがあります。
同じスタジオ、同じメンバーでやっても・・ミキサーさんが違うと違ったものになるのです。
例えばマイクのセッティング。
ナレーターとマイクの微妙な距離の違い。
収録語の音声はそのまんま使うということも少なく、音をかたくしたりやわらかくしたり、マイクだからこそ聞こえるノイズのお掃除の加減も違う・・・。
原稿がしょっちゅうかわるコレに関しては知らない人だと何がなんだかわからなくなって大変なのです。
ナレーターやディレクター、果ては発注側の好みまでわかって音を「加工」するミキサーさん・・・
その存在は大きく、その人がいないとダメだ・・・とまで思わせる偉大な存在なのですw
D:じゃあ、明後日だなー。
M:明後日はお昼ごろならあいてるけどー・・・Rさんがどうだか・・・
R:いや・・なーんにもありません・・・。まっしろです・・。
M:わかんないぢゃんw
颯爽と携帯を取り出すディレクター氏。
(;・∀・) !
らいあの事務所にかけています。
これはこの仕事の長いらいあもはじめての体験。
発注側からの現場にいるなんて・・・。
受注側・・・事務所にいるときに先方からの問い合わせが来ることはよくありますが、その反対はまずありえませんよ(;´Д`A
D:あ、どうもー。○○(社名)ですけどー、Rさん、土曜のお昼ごろってどうなってます?
この辺はもうお互い慣習化したやりとり。
日付でなく曜日だけで、次の土曜だと通じます。
漏れ聞こえる声がらいあはあいてるけどT嬢(現在の相方)は決定が入ってると言っています。
D:いいですよー、Rさんだけで。じゃ、13時で仮押さえお願いしますー。
(;・∀・) あ・・・え?
なんかもっと色んなやりとりがあるのかと思ってたけど、あっと言う間にらいあのスケジュールがおさえられましたww
まあ、仮押さえだから・・・だと思いましょう。
この段階では製作側でもどんな作業が発生するか、わかっていませんし・・・
なにをどうするか、なんて言えっこないのですし・・・。
ヘ(゜◇、゜)ノ ほへ~・・・こんな流れになってるのね。
は・じ・め・てーww
これで、いつものごとく(試写後の)決定待ちになったわけで・・・
で、翌日(昨日)に改定作業が決定したわけで・・・・・・
時間は後ろにズレましたが・・・・・
(ズレもきけちゃうらいあって(ノ◇≦。) ビェーン!!)
放映開始日が決まっているので
局への納品にもリミットがあります。
諸々考えれば、今日で終わり!
良くも悪くも、もう直せません(多分www)
何をどう直すかは
現場に行かないとわかりません( ´ノД`)
さあ、そろそろ新橋行きの準備をしましょう。
それにしても・・・
うちのお抱え呪術師たちは何をしてたんだ・・・・。
前回、パワーアップアイテムまで与えたのにヽ(`Д´)ノプンプン