先日、閣僚の資産が公開された。それによると、鳩山首相の資産は断トツの14億円。しかし、公開された資産には有価証券等が考慮されていない。日経新聞によると、鳩山首相の持つ有価証券の時価は54億円を超えているそうである。


麻生前首相とどちらが上か正確にはわからないが、どちらも庶民には考えられない資産を保有している。それにもかかわらず、マスコミは「麻生首相に対しては庶民の感覚がわかるはずがない」と攻撃し、鳩山首相には特にコメントしない。


何より問題なのは、鳩山首相には「政治とカネ」の疑惑があることだ。

偽装献金の総額は2億円にも上るというのに、マスコミ(テレビ報道)はほとんど問題視していない。

これこそマスコミの偏向報道以外の何物でもない。




個人的には、鳩山首相には金銭感覚がないのではないかと思う。

おそらくカネがなくなるものだということを認識できないのではないか。

貧しいものには施しを与えるべきと本気で思っているのではないか。

だから、子ども手当など直接支給方式を嗜好するのではないだろうか。

そういう理念は、宗教家としてなら優秀であろうが、総理大臣としてはふさわしくない。

そういえば、「友愛」という言葉もどこか宗教めいている。


残念ながら日本は指導者の選択を間違えたと言わざるをえない。




○匿名献金の大半、鳩山家から 偽装総額2億円に(朝日新聞)

http://www.asahi.com/politics/update/1025/TKY200910240413.html