大阪府の橋下知事、名古屋市の河村市長、阿久根市の竹原市長。
最近、この3人がよく話題に上る。
3人に共通するのは、官僚(職員)に対して否定的というところだろうか。
橋下知事は職員の人件費の大幅カットに乗り出している。
報道によれば、退職金も大きくカットされているようだ。
府の財政を立て直す必要性はよくわかる。
しかし、一方的に何でもかんでも官僚のせいにするやり方はどうか。
横山ノックのような知事を選んできた府民にも責任はあると思うのだが。
竹原市長はもっとひどい。
市職員の給与を全公開にしている。
個人情報保護の時代の流れと全く逆行しているばかりか職員の年収を知ってどうするのか。
誰だって隣の財布は気になるもの。その欲求を満たすためだけにやってるとしたらこれほどの愚策はない。
市長選で敗れた対立候補が言っていた言葉はもっともだと思う。
「阿久根市民の良識もここまで落ちたか。」
知事や市長は普通の会社で言えば社長であり、職員は従業員である。
社長が従業員をけなし、士気を奪うようなやり方が果たしてうまくいくのだろうか。
たぶん最初はうまくいくのだろうが、そのうち行き詰るのではないかと思う。
社長ワンマン経営の会社は、いずれ衰退するものである。