小泉元首相の次男、公認見送りも…自民が世襲制限導入へ

 自民党は21日午前、党改革実行本部(武部勤本部長)の会合を党本部で開き、「世襲」候補の立候補制限を次の衆院選から導入する方針を決めた。

 引退する議員の親族が同一選挙区から連続して出馬することを禁止する方向で調整している。正式に決まれば、公認が内定していた小泉元首相の次男、進次郎氏(神奈川11区)と臼井日出男・元法相の長男、正一氏(千葉1区)が公認の対象外となるが、党内には異論も残っている。

 同本部は、こうした方針を月内に麻生首相に提出する答申に盛り込む考えだ。武部氏は「世襲候補に一定の制限をするのが結論だ。ただ、具体的にどうするかはもう少し議論を詰めなくてはいけない」と述べた。

 世襲議員の出馬制限は、麻生首相に近い菅義偉選挙対策副委員長が「党の体質改善に必要だ」と主張している。慎重論も根強いが、若手や中堅議員を中心に容認する声が広がっている。

2009年5月21日13時54分 読売新聞)


世襲制限を公約にするだのしないだので自民党、民主党ともに揉めていますね。マスコミも概ね世襲許すべからずという論調です。
確かに政治家は世襲でないことが望ましいと思います。でも、世襲だったらダメだとは言えないと思うんですよね。
世襲議員を選ぶのは有権者ですから、世襲議員が嫌なら有権者がNO!を突きつければよい。世襲議員が多いのはあくまで有権者の投票の結果なのですから、世襲議員が多いことが悪いことというわけではないと思うんですが。もし、世襲議員が働いていない(=悪い)というのであれば、そのような人物を選ぶ有権者にも責任があります。世襲議員うんぬんよりも、国政選挙でも投票率が50%いくかどうかというご時勢で、選挙にも行かず政治家に文句ばかり言い、タレント議員ばかり当選させる有権者の意識の方が、よっぽど問題だと思います。