ここではわかりやすくするため、マスコミ=テレビ局、キャスターとします。
●事実その1。
政治家は国民の代表者である。国民の利益のために尽くす必要がある。
マスコミは企業人である。株主利益のために尽くす必要がある。
政治家は公人です。その行動、発言には責任があります。
マスコミは民間人です。その行動、発言に責任を持つ必要はありません。
●事実その2。
政治家は正確な情報を発信する必要がある。
政治家の情報を伝えるのはマスコミである。
マスコミは自分の都合のいいように情報を選んで国民に伝えることができます。また、自分の意見、主張を適時、伝えることができます。
●事実その3。
国民は必ずしも正しい選択をするとは限らない。
万人が納得する政策などありえない。
「正しい選択をするとは限らない」には、「マスコミの情報操作により正しい選択ができない」も含みます。
「万人が納得する政策などありえない」とは、例えば、自動車業界を救済すれば鉄道業界は不満であり、老人を優遇すれば若者にツケが回ることを指します。マスコミはほとんどの場合、不満を持つ(批判する)側の立場に付きます。
以上の事実を踏まえて、我々は行動する必要があります。つまり、我々は政治家の直の声を聞いて、政策を判断する必要があるということです。はっきりいって民放の報道番組はワイドショーです。何の責任も持たないキャスターの意見を鵜呑みにしてはいけません。まだ意見できない子供たちの将来のために我々は自分で考える必要があると思います。