民主党政権が成立してほぼ半年。
その間、鳩山政権が何をやってきたか、まとめてみました。
○子ども手当、高校無償化法案の成立
財源なき子ども手当。今後の満額支給もどうなることか。財源がないことは選挙前からわかっていたこと。でも、民主党さんは「財源はあるんです」って言ってませんでしたっけ?
○国債新規発行44兆円
当初発行額としては過去最悪の国債発行。今後も、数々のバラマキ政策が予想される中で、日本の借金は900兆円を超え、もはやあと10年持つか…。
○普天間迷走
長い年月をかけた合意を白紙、地元は大混乱。当初は5月までに結論を出すとしていたものの、ここにきて「政権をかけてまで5月までに結論を出すつもりはない」とトーンダウン。首相曰く、「揺らぎは宇宙の真理」だそうです。
○事業仕分け
劇場型で国民には分かりやすく受けはよかった。しかし、中身は今までも財務省主計局が行ってきたことと大差はない。削減額もたった6千億円(目標は3兆円じゃなかったかな)。進まぬ無駄削減、蓮舫だけが目立った。
○政治と金
鳩山、小沢、小林、石川…次々に明るみに出る、政治と金の問題。これだけ出ても、誰一人として責任をとらない民主党の組織ってどうなのか。普通の会社なら「部下のやったことは知らない」で済みませんよね?
○郵政国有化
国民の大多数は民営化を支持しているにもかかわらず、郵政改革が無に。また、多額の税金が投入されるのか。
○公設派遣村
もともと働く気のない人が多数利用。そもそも国がやるべきことではなく、単なる税金の無駄使い。
○高速無料化
選挙前の勢いから大幅にトーンダウンして一部区間のみに。無料化どころか、参院選後は休日千円割引もなくなり実質値上げ。しかも、その財源を道路建設へ。「コンクリートから人へ」じゃなかったっけ?
○地球温暖化25%削減
国内合意なく、首相の独断で国際社会に表明。住宅エコポイントや太陽光発電の推進などの対策も住宅を持てない庶民には関係なし。むしろ将来の電気料金等の値上げが確実視され、庶民の暮らしは厳しく。
○後期高齢者医療制度見直し
制度改正へ着手。どこまで今の老人を優遇すれば済むのか。裕福な今の老人世代に負担してもらわずにどうするのか。今の40代以下の世代が老人になる頃には、貯金もなく悲惨な状況(年金カット、医療費負担増)になっているだろう。
○金融円滑化法案成立
モラトリアム法案と世間を騒がせた割には、今までも金融機関がやってきたことを法案化しただけで実質的影響はなし。むしろ法案化したことで、それを逆手にとる悪質な債務者も。
日本がどんどん悪い方向に進んでいることは間違いありません。
ようやく内閣支持率も30%台前半に落ちてきました。民主党に騙されていたことに気付いた有権者も増えてきたというところでしょうか。
前回衆院選挙で民主党に入れてしまった人にも、何とか次回参院選挙で日本人の良識を見せてもらいたいものです。