今回の「コーヒー店」は「葵区材木町」にある「秋山毛糸店」
「秋山毛糸店」へ行ってみた。
「秋山毛糸店」は、毛糸店なのにコーヒーも飲ませてくれる。
古くから毛糸屋さんをやっている店。
〇「秋山毛糸店」の外観
間口3間程度の昔ながらの毛糸屋さん。
〇店の外にあるメニュー看板

毛糸屋さんなのにコーヒー屋さんもやっている。
「We have good coffee」と書かれている。
ホットコーヒーが400円
店の前は市道「片羽町水道町線」という国道一号線バイパスの平和インターへ向かう道
以前からよく利用する道だったので、毛糸屋さんがあるのは知っていた。
3年ほど前にコーヒーの看板が出ているのに気付いたけれど店の名前が「秋山毛糸店」なので入れずにいた。
今回は勇気を出して扉を開いてみた。
女性の店かと勝手に思い込んでいたが、思いのほか男性が来店を歓迎してくれた。
とは言え、狭い店内の何処でコーヒーが飲めるのか想像できず恐る々々入店する。
カウンターに4席ほどの椅子があり、先客が何やら手編みしながらスイーツを摘まんでいた。
所狭しと毛糸用品の並んだ奥のカウンター席に案内された。
〇カウンター前に貼ってあるメニュー
下記3焙煎所の中から豆を選べるシステム
さわやか(浅めの中煎り)・・マルドンこーひー
駿河区小黒「ゴードンこーひー」秋山毛糸店オリジナルブレンド
ライトマイルド(中煎り)パプアニューギニア
葵区水道町「IFNi ROASTING&CO.」のスペシャルティコーヒー
どっしり(深煎り)・・マルオの深煎り
葵区瀬名中央「鳥仙珈琲」秋山毛糸店オリジナルブレンド
この日は「ライトマイルド」の入荷がないとのこと。
「さわやか」or「どっしり」のどちらかを選択ということで、
「さわやか」を注文した。
〇カウンター内の厨房
挽きたての豆をドリップで淹れてくれる。
期待が持てる。
「ゴードンこーひー」の豆を聞いたら(エチオピアとマンデリンをベースにしたブレンド)とのこと。
〇コーヒー
コースターも手編み
店主はコーヒーを出してくれた後は、編みかけた作品制作に取り掛かっていた。
ちょうどのんびりしたかったので、会話もなくゆっくりと休むことができた。
ご馳走さまでした。
「秋山毛糸店」のある「材木町」について
市街地から外れているようだが家康が整備した駿府96ケ町のひとつ。
江戸時代以前には安倍川の流路がこの町の脇を流れており、筏で流した安倍山中の材木を水揚げする商人で栄えた町。
秋山毛糸店から北へ100m足らずの場所に大正5年開通した軽便鉄道(安倍鉄道)の始発駅があった。
安倍川上流の牛妻まで筏で運ばれた材木を運んでいたのだろうか?
今でも(株)赤石という会社の塀に安倍鉄道を記念した案内看板が掛っている。