今回のテーマはランチの番外編「喫茶ぶんせん」
この「喫茶ぶんせん」は静岡市葵区梅屋町にある昔ながらの小さな喫茶店
店の前の道は「新通り」
旧東海道筋で府中宿の西木戸から宿場の中心地に入るために家康が作らせた道。
現在は「本通り」の裏道のような道になっている。
〇外観
タバコ屋を併設した店舗兼住宅
〇入口を入る
入った時の店は静かに来客を待っていた。
〇室内
奥のテーブルに着く。
〇室内
高齢の婦人が店主
こざっぱりした落ち着いた店内
色紙が「COW COW」をはじめ3枚掲げてあった。
〇メニュー
丁寧に手書きで書かれたメニュー
ブレンドコーヒーを注文した。
〇コーヒー
期待していなかったがハンドドリップで丁寧に淹れてくれた。
「MARIO VALENTINO」のカップが昭和の良き時代を感じさせてくれる。
「ぶんせん」の店名の由来を聞いてみたら
よく聞かれる話らしくよどみなく説明してくれた。
先祖は文具店と扇子屋を一族でやっていて、それにちなんだ店名が「ぶんせん」だったとのこと。
〇「ぶんせん」と「新通り」
店の左隣は「ぶんせん鍼灸院」
昔は文具店だったらしい。
「新通り」は国道362号線に交差して直進すると上石町へと入る。
角
〇飯塚カレンダー
ここが昔は扇子屋さんだったらしい。
ランチ後のコーヒー。
ゆったりとした時間を過ごしました。
ご馳走さまでした。
梅屋町について
江戸時代から「梅屋町」は旧東海道沿いにあって、人宿町の西隣りの繁華街だった。
梅屋という旅籠があったのが町名の由来。
1651年に由井(比)正雪が起こした幕府転覆を狙ったクーデターの際、この梅屋に宿泊中、捕り方に囲まれ、一味21名ことごとく自刃して果てた「慶安事件」で有名な町。
また1871年(明治4年)には日本人最初の牧師とされる「山中笑」がこの梅屋町で辻説法をしたという逸話も残っている。