今回のテーマは「駿河の国の見どころ」。
「駿河の国の見どころ」での前回は「三池平古墳」を訪ねた。
今回は「谷津山古墳」
浅間神社のある場所は実は古墳なのだ。
北東方向に少し下りた所から全体を見てみる。
自然の地形を生かしたように見える前方後円墳の円の部分。
〇谷津山古墳(柚木山神古墳・ゆのき)
「谷津山古墳」は、古墳時代前期(4世紀)の前方後円墳。
この古墳は、静岡清水平野の古墳の中で最も古く、かつ最大(全長約110m・高さ10m以上)で後円部に竪穴式石室がつくられていた。
江戸時代や明治時代に掘り起こされていて詳細は不明。
銅鏡6面をはじめ、剣など披葬者の社会的地位の高さを示す副葬品が出土しているが、それらの多くは散逸している。
古墳の形態・規模・副葬品などから廬原国(いほはらのくに・古代の駿河国の前身)の墳墓ということができる。
周りを見ると石垣が組まれた所もある。
南側の四阿の脇にある円墳のようなものがある。
説明はないが2号墳らしい。
実はここも前方後円墳らしいがよくわからなかった。
〇四阿と2号墳?
尾根伝いに西へ下ると「清水寺」や「清水山公園」へと降りることが出来る。
〇清水寺
折からの御朱印ブームで来客が多いのか留守がちの庫裡の前に御朱印が置いてあった。
「不在の時は300円を納めて書いてある御朱印を持っていって下さい」と書いてあった。
遊歩道が境内を縫って頂上へ続いている。清水山の頂上は平な部分が広がっている。
谷津山古墳群のうちの4号墳がある。
清水山の頂上の広場の中央にある小山が4号墳。
「護山碑」と彫られた石碑が立っている。
4号墳と書かれたものが見当たらないので回ってみたら小山の後ろに小さな表示があった。
中央の小さな看板が説明書き。
幅20センチ足らずの看板だった。
結局「谷津山3号墳」については所在不明だった。
次回「駿河の国で寄り道(27)」では「谷田瓢箪塚古墳」に行く。