今日のテーマは「統計データで楽しむ」。
統計資料に興味があって、厚労省が公表しているデータ(e-Stat)で遊ぶ。
「簡易生命表」を表計算ソフトで編集
今回も前回同様「簡易生命表」を使って遊んだ。
〇10歳ごとに編集した「簡易生命表」
0週の欄が「平均寿命」として言われている数字。
男は81.64歳。女は87.74歳。
50年(50歳)の欄を見ると男33.12、女38.78。
50歳を足してみると男83.12、女88.78。
50歳までに死亡する人は少ないのでほとんど変わらない。
平均寿命を越えた90年(90歳)を見ると男4.59歳。女5.92歳。
90歳まで生きる人になると男94.6歳、女は96歳が平均となって、男女差は少なくなる。
90歳まで生き残る男は女性並みに健康に気を付けている人が多く、差が出なくなっているのかも知れない。
最近は「健康寿命」という言葉をよく聞くようになってきた。
内閣府が出している「高齢社会白書」の中に「健康寿命」のデータがある。
「日常生活に制限のない期間」と「日常生活に制限のある期間」を調べて計算するらしい。
〇健康寿命の推移
健康寿命の推移をグラフにしてみた。
〇健康寿命の推移のグラフ
このグラフを見ていても平均寿命の延びに合わせたように健康寿命も延びてきているのがわかるが、それ以外の差は見いだせなかった。
「健康寿命」って何?
平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間。
「ピンシャンぽっくり」とはいかない人がいかに多いかがわかる。
平均寿命と健康寿命の間の10年間はサポート無しで生きることが難しく、本人が希望しなくても延命処置を続ける期間ってこと。
迷惑をかけたくないので、なるべく健康寿命で人生を全うしたい。
体調の維持にはストレスが悪い
すこしでも楽しく明るく生きることが健康に通じるみたいだ。
統計資料はいろいろなことを考えさせてくれて楽しい。