統計資料に興味があって、厚労省が公表しているデータを時々見ている。
良く見に行くのは日本の統計が閲覧できる(e-Stat)というページ。
Excelデータとしてダウンロードもできる資料も多い。
先日、昨年の統計の速報が出た。
出生数は前の年から4万人程度減少し、国が統計を取り始めた1899年以降で初めて80万人を下回ったらしい。
古い統計資料を見てみると
1950年の出生は234万人。
出生数がほぼ1/3になっている。
戦後、人口増加の一途をたどっていたが2008年の1億2808万人をピークに減少へ転じている。
2022年末で1億2484万人になっていてピーク時から2.5%減少している。
出生80万人を100年続けると1人の死亡者が出なくても人口が8千万人になるということだ。
当然、死亡者も必ず出るので日本はもっと人口の少ない国になることが約束される。
人口が少ないことは一概に悪いことでは無い。
少ない人口に合わせて幸せを享受できる社会を計画的に組み立てればいい。
増してや、労働人口は5千万人いることになって、現代より労働者人口の割合が多い計算になる。
次に人口から財政へと見る統計資料を変えてみる。
今の日本がやっている事
〇歳入歳出の状況(財務省の資料)
国費は前年比増を続けている。
〇国債残高の推移(財務省の資料)
国の借金を増やしてバブル景気の再来を望んでいるように思える。
国家財政はエリートたちが大勢で考えたうえの結論なのだから、きっと深い意味があるんだろう。
成果かどうか分からないが、最近の世間を見ていると自宅の部屋にはどこでもエアコンが付いていて、子供はみんなキレイに着飾り、自動車は高級車を多く見かけるようになった。
そんなこんなで出生数減少の話から、国のお金の話にまで広がった。
マイナスイメージを感じているのではなく、明るく楽しい生き方を探しているのだ。
楽観主義なので「きっと今よりもいい世の中になる」と信じている。
統計資料はいろいろなことを考えさせてくれて楽しい。
これからも「駿河の国の見どころ」は続けるつもりだけど、
時々、こんな風に「統計データを楽しむ」の記事を入れていこうかな。