「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。
***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。
https://stroly.com/users/9756472369/
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上の古地図のリンクを開いて、「蒲原宿編」を選択して散歩する。
前回は「蒲原宿」の「柵町」「本町」の周辺を巡った。
今回は「蒲原宿」の核心部の続きを巡る。
前回の到着地「蒲原夜之雪記念碑」。
〇蒲原夜之雪記念碑
今回はここからスタート。
この「山居沢」を200mほど下って県道とJRを渡った所に運河の跡がある。
〇蒲原河岸
このあたりに船溜まりがあったのだろうか。
〇蒲原河岸
古地図には運河が描かれていない所を見ると、1700年に起きた津波被害後に使われなくなったのだろうか。
旧東海道まで戻り、東へ進むと左側の民家の前に看板があった。
ここに問屋場があった。
〇問屋場跡
〇問屋場跡
ここに問屋職(といやしき)、年寄(としより)、帳付(ちょうづけ)、迎番(むかいばん)、馬指(うまさし)、人足方(にんそくがた)、下働(したばたらき)、継飛脚(つぎひきゃく)、御触状(おふれじょう)、持夫(もちふ)の人々が、毎月15日交代で詰めて経営にあたっていた。
問屋場跡の向かいになまこ壁で装飾した吉田家がある。
問屋場跡の向かいになまこ壁で装飾した吉田家がある。
〇吉田家
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230111/23/rai-trout/ec/94/j/o0320021415228726089.jpg?caw=800)
<商家の面影を残す「塗り家造り」(吉田家)>
当家は、昭和まで続いた「僊菓堂」(せんかどう)という屋号で和菓子を作る商家。
玄関は、なまこ壁の「塗り家造り」で、中に入ると柱がなく広々とした「店の間」づくりになっていて、商家らしい雰囲気が残っている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230111/23/rai-trout/ec/94/j/o0320021415228726089.jpg?caw=800)
<商家の面影を残す「塗り家造り」(吉田家)>
当家は、昭和まで続いた「僊菓堂」(せんかどう)という屋号で和菓子を作る商家。
玄関は、なまこ壁の「塗り家造り」で、中に入ると柱がなく広々とした「店の間」づくりになっていて、商家らしい雰囲気が残っている。
土間には、当時の看板が掲げられて、「中の間」には、らせん状の階段があって、二階に通じている。
吉田屋の隣は久保田家。
吉田屋の隣は久保田家。
土蔵の壁のような造りの家だ。
なまこ壁の商屋佐藤家。
[なまこ壁の商屋佐藤家]
[なまこ壁の商屋佐藤家]
〇八坂神社
古地図では「牛頭天王社」として描かれている。
この神社から「天王町」と名をもらったのだろう。
〇八坂神社の社務所の奥に桜が散り残っている。
佐藤家の隣には小じんまりした昭和を思わせる診療所があった。
〇渡辺医院
〇蔵
街道へ戻るとすぐに山側へ入る路地の奥に「護仏山 東漸寺」がある。
古地図にも広い境内が描かれていて当時の繁栄ぶりが伺われる。
〇東漸寺
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230111/23/rai-trout/87/23/j/o0320021415228727068.jpg?caw=800)
由緒が書かれているので読んでみます。(概略)
日蓮宗東漸寺(とうぜんじ)は1331年に創立。
初めは仏護山大法東漸寺といわれ、富士宮市安居山東漸寺、甲州谷村の東漸寺と共に身延未三東漸寺と称せられた。
開創の頃はここより4・500m西方の本町いかりま地先にあった。
柵御殿造営のために、4,630坪の寺地を拝領して寛永元年現在地に移った。
東漸寺のすぐ横に八幡神社がある。
正八幡神社のすぐ隣に「岩戸山 竜雲寺」という臨済宗妙心寺派の寺がある。
〇竜雲寺
蒲原宿の旧東海道沿いには寺や神社が続く。
まだしばらくは宿場の雰囲気が続く。
〇蒲原宿
日経金の放水路を越えて50mほどのところに「東木戸の跡」がある。
〇東木戸
説明看板を読む。(概略)
江戸時代の宿場の入口には、見附や木戸と呼ばれるものがあった。
蒲原宿の入口には木戸が設置されており、東の入口を「東木戸」と呼んだ。
東木戸は、桝型になっている。
東木戸には「常夜灯」が残されている。
江戸時代の宿場の入口には、見附や木戸と呼ばれるものがあった。
蒲原宿の入口には木戸が設置されており、東の入口を「東木戸」と呼んだ。
東木戸は、桝型になっている。
東木戸には「常夜灯」が残されている。
今回は「蒲原宿」の「御殿道」の入口から「東木戸」までを巡った。
次回は「蒲原宿」から「御殿道」へ入り「蒲原城址」「御殿山」に寄り道。
*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
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