静岡浅間神社の境内にハナミズキが咲いた。
浅間神社には池があり、鯉がゆったりと泳いでいる。
その池の畔には桜をはじめ、いろいろな花が四季それぞれの季節に咲いてくれて参拝者をくつろがせてくれている。
池の畔にある「あずまや」の前に植えられているハナミズキに今年初めて花が咲いているのを見た。
このハナミズキは2014年に植えられたもので今年やっと花を咲かせてくれた。
植込み脇の立て札には記念植樹のいわれが書かれていて、日米友好の記念とある。
浅間さんの裏山は賤機山と言い、頂上には観音様の石像が建っていて昭和20年の空襲による犠牲者を慰霊している。
毎年空襲のあった6月中旬の日曜日に慰霊祭が行われているが、爆撃時に墜落したB29の犠牲者も敵味方のへだてなく同時に供養しているのだ。
慰霊祭の出席者は戦災遺族だけではなく、その話を聞いた在日米軍も参列して実施されている。
米軍関係者の感謝の気持ちから、このハナミズキが日米友好の証として2014年に寄贈され、植樹地として麓の浅間神社境内と浅間さん山頂の2か所が選ばれた。
頂上の観音様の脇のハナミズキは4年前から白い花を咲かせているが、池の畔の木が「なかなか咲いてくれないなぁ」と待ち焦がれていたが7年の歳月を経てやっと咲いてくれた。
池の畔のハナミズキは紅色の美しい花だったので、より一層の感動をもらいました。