これが出来るようになると釣り場に行けるかも?
前回の「フライキャスティングを始めてみましょう」に書いてあるピックアップとレイダウン(振り上げと振り下ろし)に慣れて、ラインがまっすぐ伸びるようになったらいよいよ実践的なフォルスキャストへ挑戦しましょう。
(1)ピックアップ=前回の「振り上げ」と同じです。最初だけです。
(2)ポーズ=ピックアップ前の方向に正対したままラインがループが伸びていくのを待つ。
(3)フォワードキャスト=レイダウンでは一気に振り下ろしたが、ここでは時計の1時の位置まで一気に振って止める。
(4)ポーズ=フォワードキャストのストップ後のポーズは眼に見えるのでバックキャストに移るタイミングをとるのは易しい。
(5)バックキャスト=ラインが前方空中に伸びきる直前にバックキャストを開始する。
※ (2)のポーズへ戻り、の繰り返すとラインを空中にいつまでもキープできる。
フォルスキャスト
空中にラインをキープできるようになると楽しくなります。
腕を振るのでは無く、肩を回すようにする。
とりあえず短いラインでスムーズなループができるように練習する。
でも、時々は自分の限界に挑戦すると欠点が良くわかる事もある。
基本は基本で繰り返しの練習が有効だが、楽しんでいろいろなことをやってみると長続きする。
基本的な注意すべきことは前回と同じです。
(キャスト方向に正対し、肘は閉じないように、手首は開かないようにしましょう)
次にロッドの振る角度について考えてみましょう。
ポーズの位置を「11時~1時」と「10時~2時」との違い
竿を振り過ぎないことの大切さを体感してみてください。
振り角が小さいほどループは狭くなる。
後ろの10時は限界なので11時くらいの気持ちで行う。
ループが狭いと空気の抵抗が少なく風に負けない力強いキャストが出来る。
ループが広いとトラブルが少ない柔らかいキャストが出来る。
ケースバイケースで使い分ける。
ラインを送り出してみましょう。
今まではラインの長さを固定して練習してきましたが、フォルスキャストをしながら長くしてみましょう。
(1)ストップ後に竿先からループが発生し始めたらラインを送りだすタイミングです。
(2)ラインを長く伸ばすにはこのタイミングで手に持ったラインをすべらすように送り出す。