今回のランチは静岡市葵区瀬名中央4丁目の「割烹 林」
国一バイパス瀬名インターチェンジから北側、龍爪街道の一つ西「すずらん通り」にある割烹料理店
〇「林」外観
店舗の前の道はスーパーマーケットの富士屋がある「すずらん通り」
〇入口
メニューはおまかせの「懐石ランチ」の一択
1500円とお手頃価格
御つくり、煮物、椀、御飯、香の物、デザート
〇「林」の店内
カウンター8席
〇店内
4人掛けテーブルが3席
〇カウンター
暑い日が続き夏が終わらないようだが暦の上ではもう秋がやって来ている。
お月見の時期なので兎と月見団子、そして包丁と筆がレイアウトされている。
調理に使う包丁をオブジェになるほどに手入れして飾られている。
〇カウンターの隅
竹かごに入ったコオロギの模型が秋を奏でていた。
〇懐石ランチ
一つ一つ心を込めた品が並ぶ
コースにして1品1品出してもおかしくない手の込んだ料理が並ぶ
お造りはカツオの刺身に酢味噌ベースのソース
少し早いが、中秋の名月にちなんで十五夜らしく兎の器に黒豆煮
その他の煮物なども一手間掛けている。
〇デザート
山椒が香るシャーベット
これで1500円
ご馳走さまでした。
「割烹 林」がある場所、静岡市葵区「瀬名中央」について
平安時代からこの地域は「西奈(せな)の里」と呼ばれていたが明治22年の「市制及び町村制」の施行に伴い「西奈村」になった。
「西奈」という村名は、中心地だった「大字瀬名」の古名だったという由来のようだ。
現在は「西奈」を「にしな」と読ませている。
1947年に庵原郡西奈村瀬名が合併によって静岡市瀬名となり、1993年の住居表示により瀬名が分割して今の瀬名中央4丁目になった。
古い歴史を見てみると
室町時代に今川陸奥守一秀が、「西奈の里」の「瀬名」(せな)と呼ばれる地区に居を移し、以後瀬名氏を号したといわれている。
昔から「瀬名は千石米どころ」と言われ、年貢米や凶作に備えての貯穀を保管するために「郷倉」が造られた。
今でも建て替えられた「郷倉」が、静岡市の文化財として瀬名3丁目に保存されている。