気温はマイナスなのに、日が出ているだけで
今日は暖かいな～と感じてしまう。
私は中国の西の果て、ウルムチにいます。
ここでは街を歩くと中国なのに中国ではないような不思議な感覚に陥ります。
かつてウルムチは東トルキスタンという国でした。
しかし1949年に中華人民共和国に侵略されて以来、新疆ウイグル自治区として中国に併合。
その新疆ウイグル自治区の首都がここウルムチです。
中国併合後に移住して来た中国人いわゆる漢族を始め、ウイグル人、カザフ人、回族など多数の民族がこの地域に暮らしています。
特にイスラム教徒が多いのでムスリムの食堂や、スカーフを巻いた女性を良く目にします。
ムスリムの女性は綺麗だし、ムスリムの男性は紳士的だし、中国人(中にはとってもいい人もいますよ！特に私の中国人の友達はとーても良い奴)にゲッソリしていた私を癒してくれます。
今日もキレイな人に会えるかな～
なんて..
なんて..
ワクワクしながらムスリム街を歩いていると、
........!!
うおおおい
こんな西の果てでムーディー勝山発見！
むっちゃそっくりやー！
マイク持たせたら完璧じゃないかー
ムーディーもウルムチなら希望あるんじゃ....
なんてささいな物に目を向けながら
とぼとぼ歩いていると、雰囲気の良さそうなレストランを見つける。
お腹すいたので、ラグメンを食べに入ってみる。
ラグメンはトマトベースの羊肉炒めぶっかけパスタみたいな、麺にコシがあってとってもうまい！ 羊肉はお店によって臭みが強かったり...
ウイグル語も中国語もたいしてできない私はいつも注文の時に意思疎通ができない。
今回もそうだった。
私「ラグメンラグメン食べたいよー」
「あんた言ってるか分かんないでr」
私「ラグメーンラグメーン」
「何こいつアホちゃうんか、ちょっと待ちなはれ」
。。。。。。
するとどこからともなく、黒いスカーフを被った美人イスラム女性イイイイ!!!!
「Can I help you?」
ひゃー完璧！
参りました。
目がきりっとしてて、でも優しい表情で、
美人すぎて、おどおどしちゃう。
こういう時は、私もキレイな英語で見栄をはろう。
私「Can I have a..... ラグメ～ン？」
ラグメンて日本語だっけ？
なんだっけ？そもそもラグメンてラグ麺？...はあ
こんな私の要求を受け取ってくれるイスラム女性。
「OK, あなたラグメンが食べたいのね」
なんて笑顔で言ってくれる。
ああ、もう天使にしか見えません...
むしゃむしゃラグメンを食しポケ～っとしていると
イスラムの天使が近づいてきて
「How was your meal?」
「It was great!」
なんて、
なんてさあ、
もう美味しいにきまっるじゃないですか、あなたがいるだけで。
その後も
どこから来たの？
学生？とか聞いてくれるイスラム天使。
そんな会話を聞いていた相席のおじさんが私が日本人だと分かると、
「ヤポーネ、ナイス ヤポーネ グーっド！」
となかなか面白い。
私も覚えたてのウイグル語で
「ヤフシムスイズ ヤポーネ？ こんにちは！」
なんて盛り上げる。
おじさんが帰ると皿を片付けに再びイスラム天使が私の席に。
いろいろ質問しようと頭をひねるものの
私の口から出て来た言葉は
「where did you lean English?」
......どうでもいい
もっとさ、名前とか、年齢とか、結婚してるのとか
そういう質問しようよー ねえ。
質問チョイスミスったためか、会話弾まず...
イスラム天使は奥へ戻ってしまった。
そのごもサービスのチャイで３０分ほど粘るが
イスラム天使現れず....
仕方なく店を出ることに。
せめて名前でも聞きたかった。
欲を言えば、写真を撮りたかった。
へたれだな。
まだ明日一日時間があるので、再びイスラム天使のお店に行ってみます！
目標は一緒に写真を撮ること！
写真くらいいいよね？
そうそう、
イスラム教を身近に見るこの頃
気になるのはイスラム教の同性愛事情。
イスラム教は戒律が厳しいゆえ、同性愛もご法度だろうけど、
最近の事情はどうなのでしょう。
街ではイスラム女性同士腕を組んでいるしれはただの友達だからだろうけれど、それが恋愛に発展する可能性もあるはず。どうなのイスラム教の同性愛？
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