みなさんお久しぶりです、ラヒームです。 さて、投稿期間が大分空いてしまいましたね。 僕がグダグダしている間に春は終わり、日差しが強く照りつける夏へと差し掛かりました。 夏に入ってしまったのはいいものの、みなさんは夏の風物詩といえば何を思い浮かべますか? 多くの方が夏祭りや七夕、海水浴などを想像するでしょうが、やはり一番大きいのは花火でしょうね。あの小さな火花たちがが一つの美しい形を作ることを考えると、皆が魅了されますよね。そんな花火ですが、あなたはそれがどう開発されたのかを知っていますか?そこで今回は、花火について学んでいきましょう。
そもそも、花火とは一体なんなのでしょうか?花火は、火薬と金属の粉末を混ぜて包んだ物質であり、火をつけることにより音や色、形などを演出出来ます。様々な色が出る性質と華やかな形から、花火は古くから祝い事や儀式に使われ、人々に重用されてきました。みなさん、興味湧いてきましたよね。それでは、この華やかな花火がなぜ人間の欲望によって作られたのか、今から探ってみましょう。
時は紀元前5世紀ごろの中国です。当時の中国は未だに統一国家が存在せず、王の下に様々な豪族が土地を支配し、半ば独立状態にあった封建制の時代でした。春秋戦国時代と呼ばれるこの時期は、この豪族たちの間で戦争が相次ぎ、これにより土地が疲弊してしまい飢饉が多発していました。 このような殺伐とした時代背景から、人々の間では過酷な現実から逃れるために空想的な理想世界への憧れが生じ、呪術や占いなど俗世から逃れようとする動きが活発となりました。この末世的な世の中が、花火が作られる胎動となるのです。
さて、今まで見てきた方は時代背景がどう花火とつながるか、疑問に思った方も多いでしょう。本題はここからです。先程、呪術や占いなど理想社会への逃避が活発化したことを述べましたよね。この占いや呪術の多くは、死や苦しみから逃れるために不老不死を唱えました。そこで、呪術師は不老不死を達成するためには薬が必要であると主張し、その過程として地下にある鉱物の採掘が始まりました。
本来であれば鉱物採掘は技術的に不可能であったのですが、丁度当時、鉄器が中国に伝来し始めたのです。これにより石器や青銅器では掘れなかった鉱物がいとも簡単に採掘できるようになりました。ヤラセのような素晴らしいタイミングですね。こうして採掘する中、硝石、という鉱石を彼らは発見しました。実はこの鉱石、花火の原料なのです。当時は皆気にも止めませんでしたが、発見されてから1000年後、宋の時代に新しい武器の開発のために再び注目され、火薬が作られました。これが花火に転用され、現代のような形となりました。花火は不老不死を追い求める過程の偶然の重なり合いで作られたのです。
如何だったでしょうか。まさかあんなに美しい花火が人間の不老不死の欲望の末に作られたとは思いもしなかったでしょうね。花火について学ぶことは花火への観点を変え、あなたの夏をより楽しいものにするでしょう。