随分と時間が空いたのだけど、
本来の自分として生きるようになった
ターニングポイントのできごとを綴っていきます。
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10数年前。
離婚、借金、病気と
なかなかなできごとをいっぺんにくらった私でした。
私の人生は
どうしてこうなっちゃったんだろう?
私は、もう終わってしまうのか?
はっきり言って、死ぬんじゃないかと思ってた。
・
離婚も借金も病気も大変だったけど、
問題はそこじゃなかった。
その大元の原因になったのは
心の問題から発生したんだと思う。
由来は原家族の機能不全にあったと思います。
シンプルに言ってしまえば、
自分を大事にする
ということを知らなかったんです。
無理して頑張ればなんとかなる、
ひたすらそういう歩みを続けてきたのでした。
・
キャリアを積み重ねてきたはずの仕事も、
人間関係も、お金も、健康も、
すべてうまくいかなくなってしまった。
これまで背負ってきた悪しきものが
一気に吹き出したかのようでした。
どうしたらいいのか?
何から手をつけたらいいのか?
まったく分からなかった。
でも、そういう中にこれからを生きる
ヒントが隠されてました。
・
病院ではガンではないかと診断され
「即入院、即手術」
次は余命宣告になるだろうから、
家族を連れてくるように、と冷たく言い渡されました。
運良く、感じ悪かった。
信じられないけど、これが良かった。
ここがいい病院で優しく対応されたら、
悲劇の甘さに取り憑かれてしまったかもしれない。
対応のひどさにムカついて、
病院から泣いて走って逃げました。
こんなのイヤだ!
受け入れない!
と走って、現実を突き破ったかのようでした。
入院の予約なんて
当たり前のようにシカトです。
おかしな話だけど
これが1つの小さな突破口になりました。
・
私の両親は
病院からの告知を受け止められるわけがない。
狂った様に責め立てられるのを想像してしまいます。
私は元旦那に連絡を入れました。
一緒にいる時はケンカばかりだったけど
こういうことは大丈夫な人、という信頼があったんです。
それをきっかけに二人でロングドライブをしました。
彼も離婚後に大変なことになっていて、
これまでを振り返って色々と話しました。
「この二人じゃ仕方なかったよね〜。」と
お互いの健闘をたたえあった私達。(アホです)
これまで、とこれからを
仕切り直す機会をもらえた。
元旦那も家族の問題を抱えてきた人だった、
というのも今思えば興味深いです。
私達はトラウマの最上演をしていたんだと思います。
要するに、かつての感情と記憶が整理統合されていないことを
他の人間関係でも繰り返してしまう、というような。
自分が親から受け入れられなかったことを
相手を変えて、
お互いの考え方の違いを認め合えない
というカタチでケンカをしていたんですね。
・
そして、今のパートナーです。
学生時代にバイト先で出会って、付き合いの長い仲間内の1人でした。
特に親しかったわけではなかったけど、
私は自分がもし病気でこの世を去ることがあれば
彼から友達にメッセージを伝えてもらおう、と何故か思ったんです。
友達に手紙でもかけばいいのにね。
何故か、彼に対しても
この人ならこういうことは大丈夫、という信頼がありました。
事情を話すと一蹴されました。
「違う。お前はそういう流れの中にいない。」
へ?なにそれ?と思いましたけど、
不思議と説得力がありました。
こういううちょっと不思議なことを時々言う人だったんです。
ちょっとだけど、気が軽くなりました。
・
そんなことがあって、
前回とは違う病院に行くと
婦人科系の良性腫瘍と診断されました。
・
ちょっとだけ夜明け前の暗闇から
方向が変わったできごと。
そこから次々と、今に続く人生を変えるものを手に入れて行きます。
毎度思うけど、
記憶にあるより、書き出すことで
大変なできごとが随分色々あったもんだと実感します。
おつかれさま、私。
Ra Suumi(ラー・スーミ)