随分と時間が空いたのだけど、

本来の自分として生きるようになった

ターニングポイントのできごとを綴っていきます。

 

 

◀前回の1:夜明け前はこちらから

 

 

 

10数年前。

離婚、借金、病気と

なかなかなできごとをいっぺんにくらった私でした。

 

 

私の人生は

どうしてこうなっちゃったんだろう?

私は、もう終わってしまうのか?

 

 

はっきり言って、死ぬんじゃないかと思ってた。ねー

 

 

 

 

 

 

離婚も借金も病気も大変だったけど、

問題はそこじゃなかった。

 

 

その大元の原因になったのは

心の問題から発生したんだと思う。

由来は原家族の機能不全にあったと思います。

 

 

シンプルに言ってしまえば、

自分を大事にする

ということを知らなかったんです。

 

 

無理して頑張ればなんとかなる、

ひたすらそういう歩みを続けてきたのでした。

 

 

 

 

 

 

キャリアを積み重ねてきたはずの仕事も、

人間関係も、お金も、健康も、

すべてうまくいかなくなってしまった。

 

 

これまで背負ってきた悪しきものが

一気に吹き出したかのようでした。

 

 

どうしたらいいのか?

何から手をつけたらいいのか?

まったく分からなかった。

 

 

 

でも、そういう中にこれからを生きる

ヒントが隠されてました。

 

 

 

 

 

 

病院ではガンではないかと診断され

「即入院、即手術」

次は余命宣告になるだろうから、

家族を連れてくるように、と冷たく言い渡されました。

 

 

運良く、感じ悪かった。

信じられないけど、これが良かった。

 

 

ここがいい病院で優しく対応されたら、

悲劇の甘さに取り憑かれてしまったかもしれない。

 

 

対応のひどさにムカついて、

病院から泣いて走って逃げました。

 

 

こんなのイヤだ!

受け入れない!

と走って、現実を突き破ったかのようでした。

 

 

入院の予約なんて

当たり前のようにシカトです。

 

 

おかしな話だけど

これが1つの小さな突破口になりました。

 

 

 

 

 

 

私の両親は

病院からの告知を受け止められるわけがない。

狂った様に責め立てられるのを想像してしまいます。

 

 

私は元旦那に連絡を入れました。

一緒にいる時はケンカばかりだったけど

こういうことは大丈夫な人、という信頼があったんです。

 

 

それをきっかけに二人でロングドライブをしました。

彼も離婚後に大変なことになっていて、

これまでを振り返って色々と話しました。

「この二人じゃ仕方なかったよね〜。」と

お互いの健闘をたたえあった私達。(アホですねー

 

 

これまで、とこれからを

仕切り直す機会をもらえた。

 

 

元旦那も家族の問題を抱えてきた人だった、

というのも今思えば興味深いです。

 

 

私達はトラウマの最上演をしていたんだと思います。

要するに、かつての感情と記憶が整理統合されていないことを

他の人間関係でも繰り返してしまう、というような。

 

 

自分が親から受け入れられなかったことを

相手を変えて、

お互いの考え方の違いを認め合えない

というカタチでケンカをしていたんですね。

 

 

 

 

 

 

そして、今のパートナーです。

学生時代にバイト先で出会って、付き合いの長い仲間内の1人でした。

 

 

特に親しかったわけではなかったけど、

私は自分がもし病気でこの世を去ることがあれば

彼から友達にメッセージを伝えてもらおう、と何故か思ったんです。

 

 

友達に手紙でもかけばいいのにね。

 

 

何故か、彼に対しても

この人ならこういうことは大丈夫、という信頼がありました。

 

 

事情を話すと一蹴されました。

 

 

「違う。お前はそういう流れの中にいない。」

 

 

へ?なにそれ?と思いましたけど、

不思議と説得力がありました。

こういううちょっと不思議なことを時々言う人だったんです。

ちょっとだけど、気が軽くなりました。

 

 

 

 

 

 

そんなことがあって、

前回とは違う病院に行くと

婦人科系の良性腫瘍と診断されました。

 

 

 

 

 

 

ちょっとだけ夜明け前の暗闇から

方向が変わったできごと。

そこから次々と、今に続く人生を変えるものを手に入れて行きます。

 

 

毎度思うけど、

記憶にあるより、書き出すことで

大変なできごとが随分色々あったもんだと実感します。

おつかれさま、私。

 

 

 

 

Ra Suumi(ラー・スーミ)