はあー。。。
只今、私の大事なものを救出完了したところです。
私の大事なもの。
それは
梅干しです!
意味ありげなタイトルで失礼しました。
梅干し作りは、私のライフワークなのです。
梅干しが、大好きなんです!
フルーツを塩漬けにして、干す。
その発想、ファンタジック!
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私が例年つくるのは、塩分10%の減塩梅干しです。
(普通の梅干しは15〜20%)
減塩梅干しは、梅のフルーティーさを堪能できるのですが、
塩分が低いがゆえ、
ちょうどこの時期はカビとの戦い。
作品作り(あ、これは梅干しじゃなくてアートの方)
にどうしたって気持ちが持ってかれる昨今、
チェックをおこたってしまった。ああ....もう!
カビの写真は出て来ませんので
よろしければ是非
梅干しへ捧げた私の情熱にどうぞ触れて下さい。
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今年は3種の梅をつけたのでした。
まずは小梅を2種。
左が紅小梅、右が白王。紀州産の小梅です。
写真は塩漬け数日で「梅酢」があがったところ。
この梅酢をしっかり上げるのが重要ポイントなのです。
梅酢にちゃんと浸かってると、カビが生えずらいので。
重しも大事。梅全体にかかるよう工夫してます。
続きまして、紀州南高梅。(大玉)
今年は無農薬、樹で完熟したものを選びました。
完熟梅は、アク抜きはほぼ不要。
洗うのすら至福。
ビロード調の表面が水に馴染んで行く...。
梅ってなんてカワイイの!とすら思う。
毎年笑われるが、まるで気にならない。
ヘタを取り除き、
成り口(樹になってるところ)の水分をしっかり乾かす。
これもカビを防ぐポイントだから。
梅を漬ける日は
テーブルの上が梅干し製造工場と化す。
焼酎をまぶし、塩と絡め、カメに1段ずつセット。
全集中で挑むため、この日は夕飯は作らない!
青いものは、こうやって紙袋で追熟させます。
青いと梅酢が出ずらい=カビやすくなるから。
2日ほどたって、黄熟したところで追い漬けに。
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こうして、手間ひまかけたのに
南高梅(大玉)にカビが...。5つほどやられてしまった。
紅小梅は(小梅)重しにカビが....。(梅は無事。ホッ。)
白王(もう1種の小梅)は無事。優秀!
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梅酢がにごると、使い物にならないんです。
南高梅の方は、去年とっておいた梅酢で漬け直しました。
焼酎もちょっとプラスします。
梅酢は料理や虫さされなど色々使用用途があるんですが、
カビの手当にも使える。
そう、
梅干しを作る者にとって、梅酢は
”宝”なんです。
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救出中はまっったく余裕がないので、
写真は撮れず。
ちなみに今日も夕飯はつくらず。 全集中だから。
一度カビが発生すると、カビやすくなるんです。
もう絶対にカビが生えたらイヤだから、冷蔵庫へ。
始めから冷蔵庫に入れたら?
そう思いますよね。
それだと果肉が固く、ちょっと色が悪くなっちゃうんです。
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この本が梅干しライフをしっかり支えてくれています。
こんなに懇切丁寧で研究され尽くした本はない!
カビの軽度〜重度の対処法もしっかりレクチャーしてくれます。
これぞ、バイブル!
著者の藤巻あつこさんは私にとって尊敬する人の1人です。
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私が今、まだかまだかと心待ちにしているのが、
もうすぐ出回る
アンズ
アンズと南高梅をミックス漬けにするんです。
同じバラ科の果物なので、
相性が良くて、梅干しと区別がつかないくらい。
アンズは酸味控えめ、種離れがいいです。
ミックス漬も上のバイブルから学びました。
梅干しは色々な漬け方があって、奥が深いのです。
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一度梅干しについて、思いっきり語りたいと思ってたから、
本望達成。
救出も無事完了!
今夜は気を張って、疲れたーーーーー!!!
最後に。
私の漬け方は関東漬けというシソを入れないタイプです。
という誰向けか分からない追記をさせていただいて
今夜は爆睡します。
ー完ー
Ra Suumi(ラー・スーミ)