スティル、現役。
なかなか出て来ないよな、このフレーズ。
深い。でもなんか笑っちゃう。
2年前の矢沢永吉さんと糸井重里さんの対談より。
仲のいい大人二人の対談っていいもんですね。
(まだ全部読んでないけど...。)
私の身近にも「スティル、現役。」な方がいらっしゃいます。
かつて、働いていたデザイン事務所の上司であり、デザイナーの大先輩。
先日、「どうしてる?」とご連絡いただき、久しぶりにお会いしました。
私がアートを始めたとメールでお伝えしていたのを受けて、
「何かインスピレーションのきっかけになれば。」と、エルメスの機関誌をくださった。
おしゃれで不思議な方なんですよ。
お会いした当日は、ダンガリーのシャツを着ておられて、どこかの古着屋で手に入れたお気に入りだとのこと。
70歳を過ぎ、去年引退されたと伺っていたけど、
存在そのものがデザイナーみたいな人だ。きっとそれは変わらない気がする。
デザイン、料理、ファッション、音楽、映画、ドラマ、と、いつもつい話込んでしまう。
私も料理が好きだから、レシピを交換し合ったりして。
この日、教えていただいたのは、レバノン料理だった!
外見的にもお変わりがなく、ナゼこの人は同年代の男性のように年をとらないのか?といつも不思議。
魂レベルで年をとらない、ってことなのかもしれない。
自分自身のオリジナリティを失わない、ってことだとも思う。
この人について、年齢の話を持ち出すことに、違和感を感じるくらいだ。
(ご本人的には、ご家族をなくされたり、色々あると思うのだけど。)
デザイン、料理、ファッション、音楽、映画、ドラマ、と、お互いに感じたことを交えて、いつもつい話込んでしまう。
私も料理が好きだから、レシピを交換し合ったりして。いつも教えていただくものが、面白くて、美味しい。
この日、教えていただいたのは、私の好物のナスをたっぷり使ったレバノン料理!
コロナ禍でいただいたメールが印象的だった。
収束後の世界は、
「仕事とか、信頼とか、お金とか、愛とか社会とか,文化とか、価値の組み替えが始まるような気がします。」
と綴られていた。
そして私へのメッセージ、
「前を向いて進んでください。想像力を開いて深めて行ってください。」
私は、時々このメールを読み返そう、と思う。
「スティル、現役。」の素敵な大人の存在は、人生のパレットに色を追加してもらったような感じだ。
Ra Suumi(ラー・スーミ)