僕は日本ではない国にいた。

ビルとか電柱とか無い、土と草の場所にいた。

今は仕事中だ。

雨水を貯めている大きなコンテナがあり、そこから生活に使う水をバケツですくい沢山のドラム缶に移し変えている最中だ。今日は痛いくらいの日が照りつける晴天。

一緒に働いているのは僕の半分くらいの背丈の女の子と男の子の2人。おそらく兄弟だ。ふたりは必死で働いている。


とても重労働な仕事である。

ドラム缶が10缶に差し掛かったあたりで妹は気持ちとは裏腹にカラダが動かなくなり座り込んだ。

それを見たお兄ちゃんは妹を叱っている。お兄ちゃんも今すぐ倒れそうなはずなんだが。

妹は立ち上がろうとしている。


僕はふたりに「休めよ」と言う。

ふたりは「出来るから」と嘘を言う。

僕は妹を抱きかかえドラム缶の水の中に浸からした。

次に羨ましそうな目をしたお兄ちゃんも入れた。

一瞬ふたりはそろってちょっとだけ笑って、次の瞬間ふたりとも慌てて出てきて周りを見回している。


もう一度休めと言うと、「うん」と言ってふたりは泣いた。


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そこまでしか覚えていない。その後僕らはどうしたのかはわからない。夢から覚めたから。

起きたとき、僕は少し疲れていたが嫌な気分ではなかった。

あの兄妹から本当の意味でのメッセージは何だったのかを今考えている。

僕が彼らを救ったのではなく、彼らが僕を救った気がしてならないんだ。

そんな夢を見た。