パート2…新たな出発
 
10月30日の夕方まで前の会社で普通に働いていましたが、11月1日の朝には、新しい会社に出勤です。
自分でもよく切り替えが出来たと思います。
新しい会社は今までとは違い、自宅から4kmくらいの距離にあります。だから、自転車通勤ということになりました。
始業が8時からで終わりは夜の8時から9時の間です。労働条件としては今まで以上に悪くなってしまいました。
しかし、このご時世で雇ってくれるだけありがたく思わなくては罰が当たります。贅沢は言えないと考えました。
 
永年通勤時に使っていた在来線を横目に自転車ですいすいと通勤する自分がいます。
正直言って開放感に満ちて気持ちが良い通勤です。
新しい会社の方たちも私のことを大変気に入ってくださりとても親切にしていただきました。
「この会社ならこれから先も上手く働いて行けそうだ。頑張ろう!!」と心から思うことが出来たのです。
唯一の心配は会社の経営状態です。前の会社に比べて仕事量は多そうですが、何分大手相手の零細企業、
仕事の代金は月末にならないといくらになったかハッキリしない状態です。仕事の依頼はFAXで次から次と流れてきます。どの仕事を引き受けてどの仕事を断ろう等と考えている余裕はまるでありません。
月末になってみないとハッキリした売り上げ数字が出てこない…、、。
こんなことは常識的に在り得ないし、在ってはいけないこと…、公正な取引が成立していない。
1ヶ月ぐらい働いているうちにその辺の事情が見えてきて、従業員とも色々話す機会が増えてきて色々な情報を得ることが出来ました。どうやら、過去に給料の支払いが1・2ヶ月遅れている。
そんなことを聞きながら212年も12月の半ばが過ぎた頃のこと、社長から相談を受けました。
「会社の金回りがよろしくない。前の会社ではどんな方法を取っていたのか?」
そこで私は前の会社のことを話す以前に、自分の感じたことを率直にお話しました。
「月末じゃないと入金額が判らないのに5日に給与を支払うなんて不可能でしょう。普通に考えても入金額が判り、様々な支払いが終わってから社員の給料を考えないと…、、。今のままでは借り入れが増えるばかりですよ。従業員の給料を払う為に金を借りているのなら、早いうちに辞めたほうが良いと思う。」
会社組織として非常に未熟な組織であることがわかりました。でも、何とかこの会社を良くしていきたいと思い発言したこと。すんなり受け入れられて、「12月分の給料は1月末に支給する」ということに決まってしまいました。
当然、自分の給料もその時点で1ヶ月遅れとなったのです。
帰宅して妻に話したところ、「今のご時世では仕方の無いこと…、1ヶ月は我慢しよう」ということになったのです。
一方、仕事に関してはお断りすることが頻繁に発生するくらい順調にいただけるのですが、売り上げ額が見えてこない。そんな状態で大晦日の夕方まで働いた次第です。
正月休みも元旦と2日のみ、3日から平常業務ということで今年があわただしく始まったわけです。
 
つづく…。
 
前の会社の退職金について。
退職前に社長・税理士・弁護士と社員という顔ぶれで個々に退職金のことについて話し合いました。その席で、当初自己都合の扱いということで了解し、「全部精算が終わった後残金が有った場合、勤続年数や功労を考慮したうえで会社都合の金額に出来るだけ近い額を支給します。」という話でした。
その場で拒否したところでどうしようもなく、会社側の提示を飲む格好で了承したのです。
しかし、有り難い事に社長・役員の方々の努力によって年末までに満額の退職金をいただく事が出来ました。
大企業とは違い零細企業の退職金ですから、元々の金額が数百万止まりですが、会社都合と自己都合では何百万か違います。ですから、このことに関してはとても助かりました。