概要
カード公開当初から話題に上り、新殿堂発表で物議を醸した「絶望神サガ」について強さと問題点などを分かりやすく解説していきます!
目次
・能力詳細
・相性の良いカード
・ループ手順と参考デッキリスト
・サガループが持つ問題点
・サガループへの対抗策
・まとめ
STEP.1能力詳細
■絶望神サガとは?
◎出た時と自分のターン開始時、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
◎その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドorオリジンを任意で出し、そうしたら、このクリーチャーを破壊する。
◎墓地肥やしと手札交換、蘇生まで1枚でこなすパワーカードです。
◎普通に使おうとすれば、ゴッドデッキの潤滑油として活躍するでしょう。最近収録されたゴッド関連のカードは大体墓地利用なので相性抜群です。
◎しかし、このカードが進化を発揮するのは❝ループ❞になります。この後の項目で詳しく触れていきます。
STEP.2相性の良いカード
◎墓地にクリーチャーを3体以上用意できれば、墓地利用デッキのほとんどに採用できます。
◎メインエンジンは「氷牙レオポルディーネ公/エマージェンシー・タイフーン」や「龍装者❝JET❞レミング/ローレンツ・タイフーン」などのツインパクトがおススメです!
■絶望神サガ
絶望神サガと最も相性の良いカードは「絶望神サガ」です。
◎サガの能力でサガを出せば容易にループが発生し、山札を好きなだけ削り、その枚数分手札交換が可能です。
■超神星DOOM・ドラゲリオン
サガもやばいが、コイツも大概ぶっ壊れ。
◎進化元に選んだクリーチャーの数だけコスト軽減。
◎超無限墓地進化:クリーチャーを1体以上墓地から選ぶ。
◎T・ブレイカー。
◎メテオバーン:攻撃時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚任意で墓地に置き、そうしたら、相手のクリーチャー1体のパワーを-9000する。その後、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
◎墓地ソースの最強フィニッシャー。1コストで出てきて、コスト無制限の蘇生を行う。
■水上第九院シャコガイル
山札を削るデッキの定番フィニッシャー。
◎T・ブレイカー。
◎出た時、自分の墓地を全て山札に加えてシャッフルする。
◎相手のターンの開始時、5枚引いて3枚捨てる。
◎自分が山札の最後の1枚を引いたら負けるかわりに勝つ。
◎自分の山札枚数が5枚以下で相手にターンが渡ったらその時点で勝利確定。まさに対話拒否の権化。
STEP.3ループ手順と参考デッキリスト
◎必要なカードは「絶望神サガ」が2枚、「黙示賢者ソルハバキ」が1枚、「超神星DOOM・ドラゲリオン」が1枚、「水上第九院シャコガイル」が1枚、「一なる部隊イワシン」が1枚です。
■ループ手順
①自分の墓地に「絶望神サガ」を含むクリーチャーが3体以上ある時に、「サガ」を出す。蘇生能力で墓地から「サガ」を出す。これでサガループ自体は完成。
②手札交換を繰り返して、手札に「超神星DOOM・ドラゲリオン」、墓地に「黙示賢者ソルハバキ」と「一なる部隊イワシン」と「水上第九院シャコガイル」を用意する。
③上記のループで山札を最後の1枚まで削り、「サガ」の能力で「ソルハバキ」を墓地から出す。マナにある闇単色のカードを回収してそのままマナに置く。
④「ソルハバキ」で生み出した1マナで「超神星DOOM・ドラゲリオン」を出す。この際、進化元に「イワシン」を使う。
⑤「ドラゲリオン」で攻撃、メテオバーンで「イワシン」を墓地に置いて、墓地から「シャコガイル」を出す。
⑥「シャコガイル」の効果の前に、墓地に置かれた「イワシン」の効果を処理。山札の最後の1枚を引き、山札が無くなったので「シャコガイル」の効果で勝利。
◎イワシンは「黙示王機エーフェックス」「電磁封魔ルチアーノ」「妖蟲闘竜サモハン」「翔天幻獣レイヴン」「霊騎幻獣コライオン」でも代用可能。
■参考デッキリスト
STEP.4サガループの問題点
■❝サガループ❞の問題点
◎「絶望神サガ」最大の問題点は2枚揃うだけでループに突入することです。今までのカードなら蘇生条件に自身を含めず、必要パーツを増やすことでコンボ発生の難易度を上げていました。
例えば、「グラスパーチェインレックス」や「ラララオプティマス」はコンボに3種類以上のカードが必要でした。
◎もう一つの大きな問題点はループ完成までの速さです。サガループは最速3ターン、安定を狙っても4ターンで完成するので、速攻デッキ以外はメタカードを積まないと厳しいです。
◎また、このデッキの強いところはフィニッシュ手段の柔軟性にあります。仮に今回の殿堂発表でシャコガイルを規制されたとしても、「禁断竜王Vol-Val-8」や「∞龍ゲンムエンペラー」など別のフィニッシャーを用意できます。
◎強さ以外にもサガの問題が一つあります。主人公の使う「アビス」をはじめとする墓地利用デッキが「サガループ」に巻き込まれて軒並み対策されること。今回の殿堂発表で規制されたイワシンも「墓地ソース」には必須のカードでした。
◎そもそも、デュエマにおいてループデッキは公式から推奨されていません。現在の方針は分かりませんが、少なくとも数年前までは、相手に一切干渉せずに勝つ対面拒否デッキは規制する方向性でした。
↓ループについて言及している公式ページ
STEP.5サガループへの対策
■対策カード
◎ここまではサガの強い部分を書いてきましたが、もちろん対抗手段は存在します。「若き大長老アプル」や「とこしえの超人」などの墓地メタには滅法弱いです。
軽量除去を打たれなければギミックを完封でき、下記どちらも「G・ストライク」を持っており、軽い受け札にもなるので無駄が少ない。
◎また、「DG-パルテノン~龍の作り出される地~」のように、ターン中に出せるクリーチャーの数を制限することで対策も可能。こちらはフィールド故に除去し辛く、無色カードなので様々なデッキに搭載できるのも良し。
STEP.6まとめ
◎明らかにループが容易で危険なカードではあるが、対策を積むデッキが増えてくると活躍し辛くはある。
◎ただし、「サガループ」が現環境の中心にいることは間違いなく、今後の登場カード次第でぶっ壊れる可能性も充分にあるので、個人的には殿堂入りが妥当だと思います。
◎皆さんのサガへの感想も是非お聞かせください!
今回の解説は以上です。見てくれてありがとうございました!