「博物館級」1964年製🗾国産ビンテージ👖EDWIN1001の耳付きストレートジーンズをレスキューした🎉
ラグハウスの仕事はレスキューだ!古着の大海原からレアアイテムを救助する。
皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!
今回レスキューしたのは、🗾国産ビンテージ👖EDWIN1001の耳付きストレートジーンズ。思わず「これはヤバい…!」と声が出ちゃった、とんでもないお宝デニムについてのお話です。日本のジーンズ黎明期の情熱がそのまま詰まった、博物館に飾ってもいいレベルの歴史的な一本、「EDWIN 1001TW」の凄さをまとめました!
東京オリンピックが開催された1964年のこと。EDWINの1000シリーズが発売される。ストレート1001、フレア1003、スリム1005が誕生。中でもヒップボーンハンガーと言われた股上の浅い1005のスリムはEDWINの代名詞的な商品となり、ジーンズブームの牽引役となった。
ラグマスター😎の体感では、ストレートの1001の方が売れてたんじゃないかなと思う。スリム1005はそんなに出て来ないもの。
ジッパーは角型TALON(セミオート)。
生地のネップ感がビンテージらしい感じ。
紙パッチは剝がれています。
⬆️本当ならこのパッチがついていたはず。⬇️新品ならこんな感じだったはず。
耳にはオーバーロックは必要ないのに、かがってあるのが笑えるね。
ラグマスター😎は、レインボーセルビッチを実際に目視した事が有る。だいぶ昔の事で、そのジーンズは古着屋に卸売りしちゃったし、当時はデジカメやスマホが無い時代。なので画像も残っていません。日本製ジーンズの黎明期には沢山の国産ブランドが生まれ、耳付のジーンズも沢山ありました。
エドウィンで思い出すの昭和を代表する「TVジョッキー」。出演者に白いギターとブルージーンズがプレゼントされていた。
👖発見された幻のデニム「EDWIN 1001TW」
今回登場したのは、1964年に製造された、エドウィンの最初期モデル「1001TW(タイト・ウエスタン)」です!
この時代の国産ジーンズは、まだ手探り状態で本場アメリカのクオリティを追い求めていた時代。その凄まじい熱量が、各パーツのディテールからビシビシ伝わってくるんです✨
🔍ここがヤバい!4つの「激レア・ディテール」
① アメリカから直輸入!「TALON社製セミオートジッパー」
フロントのジッパーは、アメリカの老舗ファスナーメーカー・TALON社のヴィンテージブラス(真鍮)ジッパー。スライダー裏に「USA」の刻印が入った通称「角型TALON(セミオートTALON)」です。当時はまだ日本のファスナー技術が追いついておらず、主要金具をわざわざ本場アメリカから輸入して組み込んでいた歴史の証拠なんです!
② 幻の初期タグ「WESTERN FINEST BLUE JEANS」
ウエスト内側の白地タグには、赤刺繍の「EDWIN ®M.R.」の下に「WESTERN FINEST BLUE JEANS」の文字が!これは60年代後半の最初期モデルにしか見られない、マニア垂涎の激レアディテール。スレーキ(ポケット袋布)を留めるリベットも、本場アメリカのワークウェアを強く意識した平らな「同心円リベット」が使われています。
③ 旧式力織機の証!赤ラインの「片耳セルビッジ」
裾をめくると出てくるのは、片側に赤(またはオレンジ)のラインが入った「片耳」仕様!これは旧式力織機(シャトル織機)でゆっくり織られた分厚いデニム生地を、効率よく裁断していた時代の過渡期ならではの仕様です。オリジナルのチェーンステッチが生み出す裾のウネウネ(パッカリング)も最高にカッコいい!
④ 涙ぐましい本場へのリスペクト「S.F. CAL.」刻印ボタン
極めつけはトップボタン。なんと「EDWIN」の文字の下に「S.F. CAL.(サンフランシスコ・カリフォルニア)」の刻印が入っているんです!本場アメリカのLevi'sへの強い憧れとリスペクトを感じる、最初期エドウィンならではのオリジナルパーツ。もう、エモすぎます😭
💡まとめ:日本のジーンズ史を語る上で外せない一本
「USA製TALONジッパー」「最初期白タグ」「S.F. CAL.刻印ボタン」「片耳セルビッジ」…これらがすべてフルオリジナルで揃っている個体は、現代の古着市場でも滅多にお目にかかれません。
単なる「古い服」ではなく、当時の日本人が「世界に負けないジーンズを作ってやる!」と奮闘した歴史そのもの。本当の古着リサイクルの奥深さを、改めて教えてくれるような素晴らしい一本でした!
💚ラグハウスとは💚
ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別してリサイクルしています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)
💜レスキューシリーズをお読み頂く上での注意点💜
レスキューしたアイテムや、その歴史やディテールに付いての解説は、ラグマスターの浅薄な知識に基づくもので間違っている場合も有ります、その点はご容赦くださいます様お願い致します。
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