古着リサイクルの真実、回収ボックスの裏側

【告発】きれいな回収ボックスの裏側🌑なぜラグマスター😎は「美味しいとこ取り」のリサイクルを許さないのか!?

 

皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!

 

今回はラグマスター😎のオピニオンです!

【告発】きれいな回収ボックスの裏側🌑なぜラグマスター😎は「美味しいとこ取り」のリサイクルを許さないのか!?

 

最初にお断りしておきますが、この記事は業界や組合の総意ではありません、あくまでも「ラグマスター😎の私見」である事をご理解の上お読みください。

 

私は、古着のリサイクルを生業にしている「ラグマスター😎Pikaichi」だ。

 

最初に言っておく。私は、流行りの「SDGs」や「サステナブル」という言葉に浮かれている連中とは違う。 私は、グリーンウォッシュ(見せかけの環境配慮)が許せない。インチキなリサイクルが許せない。 そして何より、それらを「大人の事情」として飲み込むことができない性格だ。

 

だから、今日は本当の話をする。

 

■「スマートな回収」の正体

 

最近、商業施設などで洒落た古着回収ボックスを見かける機会が増えた。環境ビジネス企業が展開する回収システムなどがそうだ。 一見、とてもスマートで、環境に優しい取り組みに見えるだろう。

 

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古着専用の回収ボックス

だが、現場を知る私から言わせれば、あれは**「リサイクル」という名の「いいとこ取り」**に過ぎない。

 

彼らがやっていることの本質は何か。 それは、**「右から左へ簡単に転売できる、利益率の高い古着」**を集めることだ。

 

状態の良いブランド服、そのまま売れる服……そういった「美味しい部分」だけをつまみ食いする。 では、聞きたい。 そこで弾かれた、汚れたTシャツや、流行遅れのボロボロの服は誰が面倒を見るんだ?

 

■ それは単なる「ビジネス」であって「環境ビジネス」ではない

 

利益が出るものだけを扱うなら、それはただの「仕入れ」だ。環境ビジネスを名乗る資格はない。 美味しいところだけ吸い上げて、手間のかかるゴミ処理や、利益にならないリサイクル工程から目を背ける企業を、私は「グリーンウォッシュ企業」と呼ぶ。

 

彼らのシステムは、本当の意味での「廃棄ゼロ」を目指していると言えるのか? 私には、リサイクルの皮を被った集金システムにしか見えない。

 

■ ラグハウス(古着倉庫)の誇り

 

我々「ラグハウス」の仕事は、そんなスマートなものじゃない。 毎日大量に運び込まれる古着の山と格闘し、埃にまみれながら仕分けをする。

 

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仕分作業

転売できる服なんて、ほんの一部だ。 我々が真にリサイクルと呼んでいるのは、そこから先の話だ。

 

もう誰も着ないような服を裁断し、工場の油を拭き取る**「工業用ウエス」**に加工する。

 

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ボロボロのニットや布切れを繊維に戻し、フェルト等の原料にする**「反毛(はんもう)」**へ回す。

 

これらは、とてつもない手間がかかる。利益だって薄い。 だが、この工程があるからこそ、焼却されるゴミが減り、資源が循環するのだ。

 

「面倒なこと」をすべて引き受けてこそ、本当のリサイクルなのだ。

 

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輸出ベール

 

■ 目を覚ましてほしい

 

きれいな回収ボックスに服を入れて満足している人たちに言いたい。 その服が、本当に循環しているのか、それとも単に業者の利益になって終わりなのか。

 

私は、忖度なしで真実を発信し続ける。 華やかなアパレル産業の裏側で、黙々と本当の古着のリサイクルを守り続けているのは、スマートな環境ビジネス企業なんかじゃない。 埃と汗にまみれて泥臭い現場で働く、我々ラグハウスだという事を。

 

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原料倉庫

 

最後までお読みいただき有り難うございました。この記事は業界や組合の総意ではありません、あくまでも「ラグマスター😎の私見」である事をご承知おきください。
 

 

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🟣ラグハウスとは🟣

ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別してリサイクルしています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)

 
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