雑紙のリサイクル♻️って本当に環境に良い事なの⁉️タバコ🚬の空き箱やシュレッダーに掛けた📄書類など・・・🏴‍☠️

 

皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!

 

最初にお断りしておきますが、これは業界や組合の総意ではありません、あくまでもラグマスター😎の私見である事をご理解の上お読みください。

今回は、『雑紙のリサイクル♻️って本当に環境に良い事なの⁉️タバコ🚬の空き箱やシュレッダーに掛けた📄書類など・・・🏴‍☠️』と言うオピニオンです。

画像
古着の回収に混入していたタバコの空き箱

 

▲こちらの画像は、先日の古着回収に混入していたタバコの空き箱です。レジ袋に入っていますが、持てば軽くてカラカラと音もします。

 

どう考えても、回収作業員が間違えて古着回収に入れる訳がありません!それでは何故古着回収の中に混入しているのでしょうか?

 

へそ曲がりのラグマスター😎はこう考えます💭回収作業員がワザと古着回収に混入させたのです。

 

「何故そんな事をする必要があるんですか?」と皆さんは思われるでしょう。ここからはラグマスター😎の推測ですので、他言無用でお願いいたします。

 

多分、古紙問屋(注1)さんがタバコの空き箱は持ってくるな!と言っているんだと思います。

注1、回収された古紙を選別して、プレスし、製紙メーカーに納入する業者

 

回収作業員は回収するのが仕事です、回収拠点に残すと必ず市民からクレームが入ります、かといって古紙問屋に持ち込むとこちらからもクレーム。昔なら会社の焼却炉で焼却できたんですが、最近は臭いとかダイオキシンだとかで燃やせない。そこで古着の回収に紛れ込ませているんです!

 

本来なら回収業者さんに「古着の回収に入れないで下さい」と強く言えばよいのですが、我々ラグハウス業界は古紙業界に比べて圧倒的に力がない立場なんです。古紙業者さんや回収業者さん等に楯突く事など出来ません😭

 

その結果が、古着回収の中への混入になる訳です。古着の中に混入している古紙類は雑紙(ざつがみ、ざっしでは無い)ばかりで、新聞や雑誌などはありません。雑紙の中でも特に禁忌品に近いものが多いのです。

 

画像
紙♻️マーク、これは曲者。紙マークは、紙製品が再生紙を使用していることを示すマークです。 紙マークがあるからといって、すべてリサイクルできるわけではありません。

 

 

このたばこの空き箱も、古紙問屋さんにとっては禁忌品なんだと思います。これは、行政主導で回収ルールを決めた結果です。または古紙業者がルール作りに参加していたとしても、新聞や段ボールの古紙が欲しいために強く意見が言えないのです。

 

実際に回収業者さんの、▼こんな記事を見つけました。そこにはこう書かれています「たばこの箱の中には銀紙があります。金紙や銀紙はリサイクルするときに金銀が細かく残ってしまうため製品になりません。それだけでなく箱自体にもたばこの臭いが付いているため回収できません。」

 

 

 

 

また別の会社のページには、「分別の判断が困難な古紙」というのがあって、その中にタバコの箱が含まれています。この「分別の判断が困難な古紙」の中身は雑紙だらけです。

 

▼こちらの会社ではやんわりと「分別の判断が困難な古紙」と表現されていますが、へそ曲がりのラグマスター😎には『リサイクル出来ない古紙』あるいは『リサイクル出来るが、リサイクルする価値がない古紙』と読めてしまいます。

 

 

 

 

▼こちらは拡大した画像ですが、雨の日に回収されたので水滴がついているのが分かります。集積場に出されてから、弊社に持ち込まれるまでには8時間近くたっているはずです。なのに水滴のままです、通常の紙なら水分は吸収されてブヨブヨになるはずです。どうも、防水加工がしてあるようにしか思えません。古紙のリサイクルは繊維を水に溶かして、漉くはずですよね!

 

画像
水滴を弾いている

 

「分別の判断が困難な古紙」の中には牛乳パックもありました。もう40年以上前の話ですが、一部のリサイクル団体が牛乳パックの回収を始めたころの話ですが。弊社の取引先のであった古紙問屋さんでは、回収されてきた牛乳パックを裏の焼却炉で全部燃やしていました。多分ですが、製紙メーカーに牛乳パック専用のリサイクルシステム(設備)が無かったのでんでしょうね。それで牛乳パックは、リサイクル出来なかった!

 

現在ではたくさんの牛乳パックが集まるので、そんな事は行われていないと思いますが、環境に良い事なのかは甚だ疑問です。

 

また、古着の回収に良く混入しているのが、シュレッダーに掛けられた書類のたぐいです。こちらも古紙問屋さんでは当然禁忌品扱いでしょう、しかしながら古紙として回収されている自治体があるのです。その結果として、古着の回収の中に放り込まれる事になるのです。

 

 

 

皆さんどう思われますか?製紙メーカーや古紙問屋さんが嫌うと言う事は、簡単にリサイクル出来ない(お金や手間がかかる=環境負荷が大きい)と言う事なのではないですか?つまりリサイクルするメリットがないと言う事です。

 

何でもリサイクルすることは可能ですが、費用対効果を考え、本当に環境に良い事なのかも含めて判断する必要があると思います!

 

最後までお読みいただき有り難うございました。これは業界や組合の総意ではありません、あくまでも『ラグマスターの私見』である事をご承知おきください。

 

 

 

 

マガジン📖ラグマスターPikaichiのオピニオンはこちらから▼

 

 

マガジン📖ラグマスターPikaichiのオピニオン▼

 

🟣ラグハウスとは🟣

ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別してリサイクルしています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)

③中古衣料(国内国外向け古着)

 
🤍にほんブログ村🤍に参加中💖クリックしてね❗

PVアクセスランキング にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

 

▼Rag House TVのYouTube動画はこちらから!

★フェイスブックで【古着とSDGs】と言う、古着のリサイクルを考えるコミュニティーを運営しています。古着やSDGsに興味のある方は、是非ご参加ください。

 

  フェイスブック古着とSDGs

 

▼古着とSDGsのホームページはこちらから!


RagHouse TV  Facebook
Ameba    Note    Twitter
YouTube  TicTok  Tumblr