🚗カイゼン活動、カンバン方式の限界!従業員や下請けには、ただの上からのプレッシャーだ😥

皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!

 

今回は、ダイハツ工業や豊田自動織機などトヨタ自動車グループで認証試験を巡る不正行為が続いていることについてのオピニオンです。

 

最初にお断りしておきますが、これは業界や組合の総意ではありません、あくまでもラグマスターの私見である事をご理解の上お読みください。

 

トヨタ自動車は史上最高の内部留保金をため込んでいるのだが、それは何の為なんだろうか?

内部留保は、万が一の時に備えるためと内部留保(利益剰余金)が信用スコアになるために必要らしいのだが、万が一の事態が来る前に組織が疲弊したり、不正行為が横行して信頼が揺らいでしまっては元も子も無いではないか!

 

不正行為は決して許される事ではないが、経営陣の至上命令となれば不正行為をするしかなかった現場の従業員も苦しかったのではないか!その過程では精神を病んでしまった従業員などもいるのではないのか?と心配する。自死した人がいなければ良いが・・・

 

トヨタ自動車のカイゼン活動やカンバン方式が始まった当初は、問題を解決したり、無駄を排除し効率が上がったり、経費削減に繋がったりするための有効な手段だったはずだ。

その手段だったはずのカイゼン活動やカンバン方式が、現在では目的に変化してしまったのではないか?

 

その結果、コスト削減により達成すべきことがないがしろにされ、コスト削減自体を目的としてしまうパターンに陥って、トヨタ自動車グループで認証試験を巡る不正行為が行われる事になってしまったのではないか。

 

30兆円近くある内部留保を使って開発部門をサポートすれば、今回のような不正行為は起こらなかったのだろうと思う。

 

ムダなく効率よく生産管理や在庫管理をすすめる手段のカンバン方式も、もはや下請けや孫請けの企業にコストカットを押し付けるだけの、目的になってしまっているようだ。

 

我々ラグハウス業界や反毛業界も疲弊しており、廃業していく業者が後を絶たない、何しろ40年以上前よりも反毛原料(注1)価格が右肩下がりで下落しているのだから。物価の優等生と言われる卵でさえそんなことは有り得ないのに。
注1、ラグハウスで選別された一部の古着が反毛原料となり、その原料を反毛してフェルトに加工したものが、自動車の断熱材などとして内装に使用されている。

 

現在の自動車業界は領民から年貢を搾り取る極悪非道の城主のようだ、百姓の食い扶持を奪ってまで年貢を取り立てるように、下請けや孫請けには物価上昇分の価格転嫁を許さず利益を独り占めし、部下には武器も持たせず敵城を期限付きで落とせと至上命令。

 

今こそ万が一の時期だ!たっぷり溜まっている内部留保を使って、カイゼンしてほしいと思う。当然の事ながら、反毛原料から作られるフェルトの値上げも要求する!

 

🖤エピローグ🖤
ラグマスターが高卒で就職した先も自動車メーカーだったが、一か月に最低一件以上出さねばならぬ改善提案という物や、自己啓発と称するサービス残業制度が有った。現在も存在するのかは分からないが、手段が目的になってしまってはいけないのだ。

 
 

 

 

 

 

 

 

自動車メーカーに物申す📢古着から作られるフェルトの値上げを要求するの動画はこちら▼

 

 

 

 

💚ラグハウスとは💚

ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別しています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)

💚このブログをお読み頂く上での注意点💚

私のブログや記事の中では、古着や古布、古繊維の事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウス(Rag House)またはボロ屋と表記しています。ラグハウスの業界用語で、選別前の古布の事を込ボロ(こみぼろ)と呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。

 

また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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