☠貴方はいつまで、オメラスの住人で居続けられるのか?

皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!

 

貴方はいつまで、オメラスの住人で居続けられるのか?と題して、地球上に存在しているオメラスの地下牢に付いて考えてみた。

 

オメラスとは

オメラス(Omelas)とは、アーシュラ・クローバー・ル=グウィンの著作『風の十二方位』に収録されている「オメラスから歩み去る人々」という短編物語に登場する街の名前です。

 

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出典ウィキペディア

オメラスから歩み去る人々あらすじ

あるところにオメラスという、平和で豊かで幸せな理想郷があった。そのオメラスには地下牢が有り、そこには一人のやせ細った少年が鎖に繋がれて閉じ込められているのだ。そしてオメラスの住人はその少年が牢屋に閉じ込められていることをみんな知っていて、この少年の犠牲の上に理想郷オメラスが成り立っている事も理解しているのだ。

 

誰もが一度は少年を助け出そうと思うのだが、この少年を助け出すとオメラスに住む何千何万という住人たちが不幸になり、理想郷が崩壊する事になるのだ。多くの住人は、一人の少年の人権と多くの住人の幸福とを天秤にかけ、少年の事を見て見ぬふりをするようになるのだった。

 

だが稀にオメラスから歩み去る人々がいるのだ。オメラスの美しい門をくぐり抜け、都の外に出る。田園を抜け、なおも歩み止めない。彼らはオメラスを後にして暗闇の中へと歩き続け、そして二度と帰ってはこないのだった。

 

 

 

 

ラグマスターが「オメラスから歩み去る人々」を読んで

思った事

 

自分や家族、自分のコミュニティや自国などが幸せならば、貴方はそのために貧困や差別に苦しんでいる人がいても、見え見ぬふりをしていられますか?と問いかけているのではないかと解釈しました。

地球上に存在するオメラスの地下牢

新疆(しんきょう)ウイグル自治区では、強制労働させられ、監視社会で女性の不妊手術など、数多くの人権侵害が行われています。そして、強制労働により生産された新疆綿は、実に中国の綿生産量の85%、全世界のの20%を占めているのです。

 

つまり我々が使用している綿製品の2割は、新疆(しんきょう)ウイグル自治区で強制労働させらている人々が、生産した物なのだ。

 

 

2013年に、バングラデシュのスウェットショップが入った、ラナ・プラザビルの崩壊事故が起こった。有名ブランドショップなどが、低賃金かつ劣悪な労働条件で働かせ、富を搾取していたのだ。

私達が着用する衣類や繊維製品などの多くは、こういった人たちを奴隷のように扱って作り出されたものなのだ。

 

貴方はこの事実を突きつけられても、安価な製品を大量生産し、大量消費し、大量廃棄する生活を続けていられるのでしょうか?

 

多少値段が高くても、品質が良く長く使えて、環境に良い製品を少しだけ購入し、大切に使用する事がとても大事だとは思いませんか?

☠貴方はいつまで、オメラスの住人で居続けられるのか?

貴方はいつまで、オメラスの住人で居続けられるのか?

あなた自身も、地下牢に閉じ込められている少年かもしれないのに・・・

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