あの人とは②の出来事以来暫く顔を合わせる機会が無かった。


彼氏とはラブラブな日々が続いた。







夏に1度、あの人とメッセンジャーで交流した事があった。


彼氏の家で彼氏がメッセしていて、横にいた私も途中ちょっとだけ参加したのである。


ブログでも書いた通り私はPCをまあまあマトモに使えるようになったのは最近の事で、この時はPCを日常的に触る機会も無いので、それこそ本当にキーを指1本で文字を探しながら押しているような状態だった。


だからメッセの返事が凄まじく遅かったと思うのだけど、あの人は「おせーよw」とも言わず、放置返しもせず、普通に感じよくメッセをしてくれた。


それがとても嬉しくて、彼氏が「あの人はとっても優しい人なんだよ」と言っていた意味がようやく分かった気がした。







2006年の年末、彼氏が一人暮らしを始めた。


彼氏はこの時専門学校2年生、私はフリーターとニートに片足ずつ突っ込んでいるような状態だった(多分)。


2人だけの空間を持てた事を、私達はとても幸せに感じていた。




年が明けて2007年のおそらく3月頃、彼氏の部屋に彼氏の親友の2人が訪ねて来た。


いわずもがな、あの人とイケメン君である。


2人は1人暮らし祝い的な意味なのか、手土産にケーキを私の分も買ってきてくれて、4人でコタツを囲んで食べた。


後になって知ったけれど、このケーキは当時あの人が好きだった人が勤めているケーキ屋で買ってきたらしい。


でもその時はそんな事は全く知らなかった。


あの人はそういう事をホイホイ話す人ではないというのもあるし、それにこの頃の私は彼氏の友人達から、1人の人間というよりは完全に「友達の彼女」という認識しか持たれていなかったと思う(特にイケメン君)から、ちょっと突っ込んだ話題は振られなかったんだと思う。


ちなみにその話を当時も後々も彼氏は知らされず、イケメン君は当時から知っていた、というより少し協力した事もあった模様。




ケーキを食べて少し雑談した。


あの人は体が大きいせいかどうも話しかけにくい感じがしていつもイマイチ気軽に話しかけられなかったのだけれど、隣に座っていて眼鏡が新しい事に気付いた私は、チャンスとばかりに


「眼鏡変えたよね?その眼鏡かっこいいね!」


と明るく言おうと思った。


それは下心抜きの本心だし、ほめられて悪い気はしないだろうから話しかけるには良い話題でしょ、と思った。


でもやっぱりなんだか緊張してしまって言いにくくて、


「眼鏡新しくなったよね?(←この時はまだあの人が眼鏡を幾つも持っているという事を知らなかった)」


としか言えなかったのを覚えている。


あれ?眼鏡の話題自体振れなかったかもw記憶が曖昧・・・




それから外に少し遊びに行った。


この日はあの人やイケメン君と、前回よりは話せたと思う。







その時から間も無く、私は彼氏の住まいのすぐ近くで一人暮らしを始めた。


生まれて初めての一人暮らしだ。


一人の自由さは好きなので、寂しさを感じたのは初日だけだった。




だから寂しいという理由ではないけれど、彼氏の家にはほぼ毎日居た。


好きだからというのもあるし、PCを使わせてくれるからというのも大きいw




そこで流行のSNSを始めて、彼氏の高校の友達では唯一あの人にだけ友達申請を出してみた。


それは冒頭に書いた1年前のメッセをした時の優しい印象があったからだ。


あの人は快諾してくれた。


それからお互い日記にコメントを寄せ合うようになって(あの人はマメというか優しいというか、みんなの日記にちょこっとしたコメをいつも残していくっぽい)、いつも彼氏を通していた以前よりも、少しだけお互いの人間性を知れたように思う。







次にあの人と会ったのは、最後に会ってから約半年後、夏になってからだった。


彼氏の高校の同級生の女の子(Yちゃん)が地元に帰ってきていて、彼氏・あの人・Yちゃん・私で遊ぶ事になった。


Yちゃんとは①のあの人との初対面(だと思ってた時)に一緒に遊んでいて初対面ではなかったので、初めて遊ぶ組み合わせでも緊張はしていなかった。


なんだかこの4人は結構相性が良いのか、すごく楽しかったし沢山話した。


異性のあの人よりはやっぱり同性との方が話は弾んでしまったけれど、彼女が帰ってからや、この日の他にもあの人とはみんなでちょこちょこと遊ぶようになった。







今思うと、この頃までがあの人を見ても意識してドキドキしないで済んだギリギリのラインだったと思う。


正直、4人で遊んだ時にあの人がYちゃんに大分近づいてビリヤードを教えてあげているのを見て、ちょっといいなと思ったけれど。


なんか、Yちゃんがかわいいからとかって下心じゃなくて(Yちゃんは彼氏らの同級生の彼女だし)、高校時代の友人としての信頼関係があるからなんだろうってのはよく分かるんだけど、それでも「Yちゃんはあの人にあんなに近付いて手取り足取り教えてもらえていいなぁ」と少し思ったのを覚えている。