モノが二重に見える、と言われると、弱視・斜視の影響なのか、腫瘍が悪さをしているのか、不安で仕方ないです。


行ってきましたSセンターの定期通院。
毎回ドキドキしてしまうMRI。


結果は、腫瘍の増大なし、でした。


良かった、と言いたいところですが、
手術で腫瘍を全摘できたとか、治療で縮小したとかではないので、嬉しいという気持ちはあまりありません。
次の検査まではとりあえず、穏やかに過ごせるなぁという、ただそれだけの気持ちです。

検査日が近づいてきて、絶対に大丈夫、絶対に何もない、と思ってはいたけれど、やっぱりドキドキして不安でした。
(本人は、ケロッとしていました)

ですが、当日はバタバタで、長男が検査室に入っている時間以外は、不安を感じる暇もなかったです。
なぜかというと、行きの電車が事故で遅延してしまい、急行や準急が、すべて各駅停車に。
ななな、なんでよー。
MRIの時間に間に合わず、焦る焦る焦る笑い泣き

さらに、ようやくSセンターが見えてきて、横断歩道を渡れば、敷地に入るというタイミングで、長男が、クールにひとこと。


「病院着いたら、俺、う○こ行くわ」


なぜ、今!!
家で済ませてからこいよ!!!

とツッコミました。


遅れてしまったけど、ようやく着いて。
いつもと同じようにDVDを見ながらのMRI。
今回のチョイスはコナンでした。

主治医とは、比較的ゆっくりお話できました。
(はじめて知りましたが、主治医の下の娘さんが、長男と同じ11歳、なんだそうです)

小児がんセンターは、外来棟の別棟のような場所にあり、主治医は私達が待っている場所の自動ドアから来ました。
長男を見て、「こんにちは~、体調どう?(MRI)綺麗に撮れてたよ〜」と声を掛けてくれました。

明るく声を掛けてくれた主治医の様子から、悪い話の前だから明るいのか?!とか、綺麗に撮れていたって、何かがくっきり写っていたのか?!とか、いちいち気にしちゃう私。
もー、全てが心配。

T2、フレア、DWI(拡散強調画像)、全てチェック。
長男の腫瘍は、脳幹部の中でも中脳のちょっと後ろあたりにあります。
個性的な腫瘍らしく、非典型的な視蓋グリオーマではないかと言われています。典型的な視蓋グリオーマなら、さほど心配ないのですか、長男の場合は、片側が腫れていて浸潤ぽくみえます。そこが心配な点です。

診察の結果、腫瘍の増大や水頭症傾向なし、神経症状なし。
中脳の腫瘍では、目の動きが悪くなることもあるが、明らかな異常は認めない(斜視はある)。斜視に関しても。急激に症状が進んだ、とかでなければオッケー。
複視(二重に見える)については、弱視・斜視を継続的に診てもらっている別のJ大学病院に、次回の診察日に、診療情報提供書と、MRI画像を持参して判断してもらう。

あとは、コロナワクチンをどうするかとか、遺伝子検査できないかとか、そんな話をしました。

診察室から出たあと、とりあえずは腫瘍が落ち着いていて良かったと思い、
良かったね、と長男の頭をなでなでしたら、フツーに嫌がられました爆笑 

診療情報提供書とCD-Rを待つ間、病院のレストランに行きました。
私はここでは、毎回、とんかつしか食べないことに決めてますニヤリ
とんかつ=病気に勝つ、験担ぎです。
食欲なくてもあっさりしたものが食べたくても、とんかつしか食べません。
とんかつの写真でも撮ろうかと思っていたのに忘れました。

次の通院は、MRIの2週後、J大学病院の小児眼科です。