SセンターにMRIを撮りに行きました。
今回は、脳だけでなく脊髄も撮ることになっていました。
結果を先に書きますと、前回撮影時から、腫瘍の大きさに変化はありませんでした。
脊髄への転移もありませんでした。
良かったです。
ただ、腫瘍がなくなったわけではないので、すごく嬉しいという気持ちではありません…
当日の流れです。
造影剤を入れるため、まずは、前日から薬を飲みます。
アレルギーがあるためです。
プレドニン(ステロイド)を3回でした。
朝食なし、
身長や体重測定、血圧、尿検査、
それから総合診療部の医師による採血でした。
さらに、アレルギー科の医師による簡単な問診がありました。
院内を行ったり来たり…
MRIは脊髄も撮影するため、時間が長く、40分ほどかかりました。
その間、動いてはいけないので、大丈夫かなと思っていましたが、終了後、すごく上手でしたと技師さんに言われました。DVDのお陰です。
そして、血液腫瘍科医師の診察になります。
こちらも待ち時間は長いです。
何組か、他の家族も待っていて、他のお母さんは、どんな気持ちでいるのかなと思いました。
それに、変な言い方ですが、小児がんと闘う子ってこんなにいるんだなと思いました。
普段、長男のまわりに小児がんの子はおりませんし、私にとっても小児がんの子を持つ保護者の方と、直接お話したことはありません。
Sセンターに来ると、うちだけじゃないんだと考えさせられます。
同じ医師の診察に来ていたのは(たぶん遠くから)、長男より小さな男の子で、他院からの紹介で来た様子でした。斜視がありました。
交流する場ではないので、話したりはしなかったけれど、いつか、同じような状況の子を持つママとお話してみたいなと思いました。
実際には難しいです。
同じような脳腫瘍といっても、部位や進行、十人十色です。
軽い症状の子を見れば、羨ましいと、親であれば思うでしょう。私ならきっとそう思います。
長男は、この先はわからないけれど、グリオーマの中では軽い部類の腫瘍と思われます。
だからといって、悩みや不安がないわけではありません。
辛い、不安な、お母さんの気持ち、すごくわかる。
患児にだけでなく家族にも、もっとたくさんの温かい支援があればいいのにと思います。
私にも何かできることがあるでしょうか。
長男が無事に成長してくれたら、その恩をいつか返したいなと、漠然と思います。
次の記事に、MRIの結果をまとめます。