小学生から中学生にかけて、何度か太宰治に耽溺した時期がありました。だって、おもしろいんですもの。ユーモアがあります。思わず、クスッと笑ったりしていました。
私の父は、『太宰文学=暗い話』と思っているので、クスッと笑っている私を不思議そうに見ていました。
でも、面白いんです。笑わせ屋さんです。
それなのに、映画『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』はその太宰文学の良さが削られていた。クスッとさせてくれる小説『ヴィヨンの妻』が、ほの暗い水の底映画に変えられていた。他の小説がミックスされている。題名を変えるべきだ。映画『太宰治小説ミクスチャー』、もちろんパール仕様(←B'zのパクリ)で。
残念だ!!残念過ぎる!!
『ヴィヨンの妻』にだけしぼるべきだったよ!!
でも、この作品の中で、普段使いたくなるような名言発見。
それは、『勝手なようだが、今は責めないでくれないか』です。
是非、使いたい。
皿を割った時、『勝手なようだが、今は責めないでくれないか』と言う。
人を突き飛ばした時、『勝手なようだが、今は責めないでくれないか』と言う。
万引きGメンに捕まった時、『勝手なようだが、今は責めないでくれないか』と言う。
報告書が間に合わない時、『勝手なようだが、今は責めないでくれないか』と言う。
浅野君、世の中、これで通らないから!!!