今日は、クローン父の誕生日です。
そんなわけで、お誕生会に行ってきました。
実家で夕飯を食べただけとも言います。
お誕生会と言っても、お友達を呼んだり、色紙で輪をつなぎ合わせたりなんてしません。
ごくごく質素に、家族で食事です。
メンバーは、父の母(祖母)、母、ヨダレ母、ヨダレ父、ヨダレ君、私です。
私にしてみれば、こんな年齢の誕生会を家族で祝える父は幸せ者だと思います。
キャバクラとかで、お金払って、美人なお姉さんに『お誕生日オメデト!』とか言われるのも魅力的かもしれませんが、自分を慕ってくれる親族に囲まれるのも魅力的だと思いませんか?
普段は記憶をポトポト落とす祖母も、今日はバルブがしっかりしていたようで、きちんと私達のこともわかっていました。
ら『おばあちゃんが、産んだ息子の誕生日だよ』
と祖母に言ったところ、
祖母『産んだ覚えなんかないねぇ』
と冗談を言えるくらい元気でした。
ヨダレ君は、普段いないヨダレ父と私がいることでおおはしゃぎです。はしゃぎすぎです。自粛して欲しいほどです。
ヨダレを流しながら、相変わらず私を追いかけてきます。
ゾンビに追いかけられるのも迷惑ですが、ヨダレを流されながら追いかけられるのも迷惑です。
そして、お誕生日ケーキはこれ。
手作りです。
手作りの理由は、ヨダレ君が卵アレルギーで、普通のケーキが食べられないからです。
ヨダレ君は、卵以外にもアレルギーがありますが、卵が一番ひどくて、卵がちょっとでも入っているものは触ることも出来ません。
私としては、ケーキより苺の方が好きなので、スポンジその他にはあまり興味がありません。
ヨダレ君は、最近、『たまご食べてダメなの?』とか、『きいろはたまごだから食べてダメなの?』とか聞くそうです。
ヨダレ母は『ごめんねぇ。まだダメ』と言うと、『うん』と寂しそうに答えるそうです。
先日、ヨダレ君は、ヨダレ君のアレルギーを知らない人からマドレーヌを貰ったそうです。とても美味しそうですが、ヨダレ君は、ヨダレ母と私の母以外の人からもらったものを食べるとき、『たまご入っている?』と聞くそうです。
ヨダレ君は、その時も例に漏れず聞いたそうです。
『卵が入っているから食べちゃダメ』とヨダレ母が答えたそうです。
そして、ヨダレ君は、牛乳をヨダレ母からもらって、そのマドレーヌを食べる真似をして、牛乳を飲み、『おいしいねぇ』と言ったそうです。
私は、医者じゃないし、アレルギーの研究もしていないから、本当に頼むしかありません。
どうか、アレルギーの治る薬を開発して下さい。
ヨダレ君に、ミスドのポン・デ・リングがおいしいことを教えてあげられる日が一日も早く来るように願うのみです。
高級ケーキを頼まれても、買って上げられないので、ポン・デ・リングで我慢して下さい。