至高の一冊


それでも人生にイエスと言う/V.E. フランクル



国家も

企業も

社会も
神も
家族までも

人が絶対の信頼と目的を置けるものが消えゆく今、
人生の価値が危うくなる


「生きる意味とは何か?」


ナチスの強制収容所での体験を経て
著者が答えるのは、

相対主義の果ての

生への形而上学



何かのために生きるのではなく、
生きることそのものを目的とする生き方


どんな状態にあっても、

今この瞬間に

生きることに対して前向きな態度をとり続ける



これは人間が生物である限りは絶対的な真理であり、

絶対的な正義である


そして、過去も未来も、

「今」の連続でしかない


つまり人生とは、

今この瞬間に、

生きることをひたすら続けるところにある




生と死の見えない現代で、


人生に何を悔いることもなく、

人生に何を求めるわけでもなく、

人生に何を期待するわけでもなく、

ひたすらに今を生きる


自然とそれができる人でありたい